2020年の政治資金パーティー

本日(12月20日)の読売新聞朝刊に、
[裏金 派閥の闇]<上>還流「50万円取りに来て」
という特集連載記事のようなものが載っていました。

 

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 2020年秋、都内の高級ホテルで開かれた同派(引用者注:安倍派)の政治資金パーティーのことを、女性(引用者注:安倍派議員の秘書だった女性)は鮮明に覚えている。このパーティーに向けては、所属各議員が1人2万円のパーティー券ノルマを割り当てられ、女性が仕えた議員も30枚(60万円)を課された。議員は地元企業関係者らに呼びかけ、新型コロナウイルス禍の中、ノルマの倍近い60枚弱を販売した。
その直後、派閥事務所から連絡があった。「50万円戻せるから取りに来て」。ノルマ超過分をキックバック(還流)された金だった。女性は事務所の職員に確認した。「政治資金収支報告書には派閥の寄付と記載するんですよね」
 すると、職員からは「どっちでもいい」とにべもない反応とともに、予想だにしない答えが返ってきた。「派閥側では書かないので」
 派閥が収支報告書に記載しない寄付を、こちらの収入に記載できるはずもない―(以下略)
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これら政治資金パーティー券のキックバックや裏金問題については、今後もいろいろな情報が出てくることでしょう。
今回は、記事中の「2020年秋」というパーティーの開催時期が気になりました。

記事中にもあるように、「新型コロナウイルス禍の中」でした。
当ブログを振り返ってみると・・・

 

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 医療・介護サービス事業所において、適切な感染防止対策が実施されているにもかかわらず、新型コロナウイルス感染の懸念を理由に当該サービスの利用を制限することは不適切であり、入居者が希望する、もしくは入居者に必要である各種訪問系サービス及び通所系サービスや、訪問診療、計画的な医学管理の下で提供されるサービス等について、不当に制限することがないよう、あらためて管内の有料老人ホーム等に対しての周知をお願いします。
【令和2年9月4日付け事務連絡(介護保険最新情報Vol.872)】
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2020/09/07/212842

 

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けさ(10月10日)、NHKの7時台だったと思いますが、
「コロナ禍での面会制限 家族の絆は…」
という特集みたいなものの放送がありました。
介護施設新型コロナウイルス感染防止のため、入所者と家族との面会は禁止、オンライン面会もやっていない、とのことで、入所者(男性)の妻が自宅の猫の写真などを持って施設に行き、施設の職員も入所者の様子を妻に伝える、という内容のようでした。
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2020/10/10/224743

 


↑下側のリンク記事について補足すれば、「国としてはオンライン面会ぐらいは対応してほしい」という趣旨の通知を出しているのに、全くやっていない施設がある、という批判記事です。

ちなみに、この2020年秋というのは、新型コロナの死亡率がまだ1%を超えていた頃で、1年後の秋頃にはワクチンの普及や弱毒化したオミクロン株への置き換わり等のためか、劇的に死亡率が下がっています。
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2022/11/20/161415

 

一般国民様が、飲み会の辛抱や帰省の自粛どころか、施設に入った家族との面会すら難しかった時期、
多くの医療従事者様が職場と住居との往復に近い生活を余儀なくされていた時期に、
国会議員ごときが裏金稼ぎの政治資金パーティーを開催していた、ということですか。


ふ~ん。