新型コロナの日本の死亡者数

ネット上のどこかの書き込み(謎)を見て、ちょっと調べてみる気になりました。

 

データの出典:「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」
https://covid19.mhlw.go.jp/

半年ごとの表になっています(だいたい暖かい季節と寒い季節)。ただ、日本では、2020年5月は9日に最初の死亡者報告なので、1番上の行は少しだけ実日数が短くなっているとはいえます。
また、2020年4月以前の感染者数は表には含んでいません。

なお、備考欄は、「このとき流行していた株があったな」ぐらいの、あくまで目安です。

あと、高齢者向けワクチンの接種が始まったのが、2021年4月ぐらいだったかな。

 

こうしてみると、死亡率(死亡者数/感染者数)は、2021-22の冬季を含んだ半年をピークとして低下傾向になります。

一方、感染者数の増大により、死亡者の実数自体は増え続けています。

これをどう判断するかは、意見が分かれるかもしれません。

「死亡率が下がっているから、インフルエンザ(または<普通の風邪>)並みで」

「死亡者の実数が増えてきているから、やはり警戒すべき」

「警戒すべきではあるが、これだけ感染者数が増えると有効な対応が取りにくい」

など、いろいろありそうです。

 

ちなみに、比較されがちなインフルエンザに対しては、2022年8月4日公立大学法人奈良県立医科大学の資料があります。
https://www.naramed-u.ac.jp/university/kenkyu-sangakukan/oshirase/r4nendo/documents/pressrelease20220804.pdf

 

それによると、人口あたりで比べれば、10歳未満ではインフルエンザの死亡者数の方が多いが、30代以上では新型コロナの方が死亡者数が多い、とのこと。