ウクライナに北朝鮮製ミサイル着弾、国連監視団が破片調査=報告
ロイター 4/30(火) 12:17配信
国連制裁監視団によると、ウクライナ東部ハリコフ市に今年1月2日に着弾したミサイルについて、その破片を調査したところ、北朝鮮の弾道ミサイル「火星11」のものと確認された。
この映像は1月の攻撃から数日後に撮影された。当時、地元の検察当局は、ミサイルの破片をメディアに公開し、北朝鮮から提供されたミサイルである可能性を示唆した。
国連制裁監視団は報告書で「ミサイルの残骸は北朝鮮の火星11ミサイルに由来するものだった」とし、北朝鮮に対する武器禁輸措置に違反していると指摘した。北朝鮮は2006年以降、弾道ミサイルと核開発を巡り国連の制裁対象となっている。
監視団は報告書で「ミサイルがどこから、誰によって発射されたのかを独自に特定することはできなかった」とした。ウクライナが提供したミサイルの軌道に関する情報では、ロシアから発射されたことが示唆されるという。
米ニューヨークの国連にあるロシアと北朝鮮の代表部から現時点でコメントは得られていない。
米国などは過去に、北朝鮮がロシアに武器を提供していると非難していた。北朝鮮とロシアはこれを否定している。両国は昨年、軍事関係を深めると表明した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a206a90d8a847b16cc12b16fa1212352a5fe8a6
参議院議員・鈴木宗男氏の今年3月29日のブログに、
28日のコメント返しとして
<ウクライナさん、北朝鮮から武器供給したという確たる裏付けを教えてください。>
とありました。
その28日の「ウクライナ」氏は、
<あの横綱ロシアも序の口相手のウクライナに、北朝鮮からの武器供給が無ければ、侵略戦争継続も難しいんでしょうね。自前で戦えないのなら、占領地をウクライナに返し、撤退すべきですよね。
そう思いませんか?>
と皮肉めいた(というか、皮肉そのものの)コメントを書き込んでいました。
「ウクライナ」氏がどういう立場の人物か、私は知りませんが、鈴木氏は「責任ある国会議員」として、
「北朝鮮から武器供給したという確たる裏付け」が出てきたことについて、コメントを行うべきではないかと思います。
「そりゃ、ロシアが悪い」とは認めずに、
「国連制裁監視団は信用できない」などと主張するか、
「ロシアにも北朝鮮にも言い分がある」などと居直るか、
私にはわかりませんが。
なお、「北朝鮮に対する武器禁輸措置」というのは、北朝鮮に対する全ての武器の輸出入についての禁止などの措置で、これを国連安保理で決議した際は、ロシアも賛成しています。
(というか、ロシアが拒否権を行使すれば成立していない。)