2024世界MD選手権終了

世界ミックスダブルス・カーリング(MD)選手権が終了しました。
優勝はスウェーデン、準優勝はエストニアノルウェーが3位に入りました。

 

日本代表(上野美優・山口剛史組)は、グループAで6-3の2位タイにつけましたが、同星の4チーム内の対戦成績が悪く、5位となりました。
(表の色つき部分参照。4チーム間で2-1と1-2のグループに分け、さらにその中での直接対戦結果で順位決定。)

最上位チーム(ノルウェー)への勝利を評価する考え方(たとえば、https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2024/04/15/212415)6-3グループ内で一番強い、という考え方も可能ですが、そういうルールは採用されていません。
逆に、下位のフランスに負けたということを重視すれば、やはり「弱い」という見方も可能でしょう。

 

ちなみに、フランスに勝っていれば、実は日本はグループ1位でした(ノルウェーに勝っているため)。

 

全体順位については、プレーオフ進出チーム(各グループ3位以上)はトーナメントの結果で決めます。
各グループ4位~7位については、同順位のチームとDSCを比較して、少ない方が上位。
ということで、日本は米国より余裕で上位となり、9位(五輪ポイント12点)になりました。
(日本のDSCはグループ首位、全体でも3位。これは上野美優選手のドローが大きかったのではないでしょうか。)

各グループ8位・9位は、別グループの8位・9位と「たすき掛け」に戦い、勝った方が来季出場権確保、負けた方が降級(予選から)。
10位は両方とも降級です。

 

プレーオフ進出チームでは、優勝のスウェーデンを除けば、グループAの方が強かった印象です。
下位(降級争い組)はグループBの方が強く、全体ではバランスが取れているのでしょうが、日本が6-3(勝率にして.667)でも5位に終わったのは、ちょっと不運だったかな、とも思います。

ちなみに、日本のスコアです(色つきはパワープレー)。

 

 

昨季の松村・谷田組(銀)に比べると残念ですが、五輪ストレートイン圏内の8位は逃したとはいえ、まあ健闘したかな、とは思います。
少なくとも、4人制男女の11位(13チーム中)に比べれば。
ノルウェー、スイスに競り勝ったのも大きい。

来季、どのペアが世界選手権に出るかわかりませんが、頑張れば(予選突破できれば)五輪ストレートインの可能性はあると思います。
他チームにもよりますが・・・