訪問介護の論点・資料について

7月5日の介護給付費分科会の資料について


P41
<「生活援助」のみの利用状況を調査したところ、1人当たりの平均利用回数は月9回程度となっているが、月31回以上の利用者が6,626人にのぼり、中には月100回を超えて利用されているケースも認められた。>

議事録にも何度となく出ていた↑この部分の資料です。
このブログに使うのは横幅が広すぎるので、ちょっと分割します。



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和光市については今回は触れるつもりがないので、全国の平均値に行きますが、
田部井委員の発言にあるように、月31回以上の利用者は、6,626/162,585=約4% です。

で、資料の残りを加工します(縦にくっつけただけです)。


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月100回以上・・・って、どれくらいあるのだろうと思ったら、101回が1件あるだけなんですね。
あとは、98回が3件ありますが、90回が16件など、概ね1日3回程度かそれ以下。

私が気になったのは、上位の要介護2~5の人たちで、なぜ身体介護(中心型)の利用がないのだろう、ということの方です。

もしも集合住宅で囲い込んで、限度額までサービス山盛り、ということなら、単価が高い身体介護が相当程度入ってきてもおかしくありません。

これは、訪問介護以外のサービスや家族の状況等にもよりますが、本来は身体介護で訪問すべきところ、限度額や利用者負担を勘案して生活援助にこじつけたのではないか、みたいなことすら頭に浮かびます。