よくある意見

<「国民の皆様の声」募集>より
http://www.mhlw.go.jp/houdou_kouhou/sanka/koe_boshu

平成28年5月1日~5月31日受付分

年金や最低賃金と比べても生活保護費は高すぎる。もっと下げるべきではないか。

社会・援護局書記室管理係の(正しくない)回答
ご意見としてお伺いしました。
生活保護の基準額は、国民の健康で文化的な最低限度の生活の需要を満たすものであって、それを超えてはならないとされております。
基準額については様々なご意見がございますが、生活保護制度が今後とも国民の信頼を得られるよう、適時適切に必要な見直しを図り、国民の皆様のご理解、ご納得の得られる制度となるよう努めてまいります。


正しい回答
生活保護費が高すぎるのではありません。
老齢基礎年金や最低賃金が低すぎるのです。
ただし、年金等を引き上げようとすると、年金保険料か税金(又はその両方)を上げなければならないので、政治家も官僚も踏み切れないのです。国民負担を増やす方向の施策は、どこの政党であろうが特に選挙前には言い出しにくいことですし。
そういえば、消費税率の引き上げを主張する政党は、少なくとも主要国政政党の中ではありませんでしたね。

もっとも、年金や賃金などの収入で生活保護基準を賄えない場合、保有資産の要件など条件を満たせば、収入と生活保護基準との差額を生活保護費として支給することは可能です。