宮城沖のヒラメが増えた

宮城沖ヒラメ漁獲量急増 震災休漁影響か

河北新報 5月4日(水)13時20分配信)

 東日本大震災以降、宮城県内のヒラメ漁獲量が大きく伸びている。2014年には全国トップの1465トンを記録。震災に伴う休漁などの影響で全体的な資源量が回復し、水揚げ増加につながっているとみられる。

 「漁獲量は感覚的に震災前の2倍ぐらい。サイズも大きいし、年々良くなる感じだ」。県漁協仙南支所(亘理町)の橋元勇支所長は、好調を持続するヒラメ漁の手応えを語る。

 水産庁の統計では、県内のヒラメ類の漁獲量は10年が344トン。震災後の12年は197トンまで落ち込んだが、13年は987トンに急上昇し、14年に1000トンの大台を超えた。

 ヒラメは資源量の変動が大きいとされる。東北区水産研究所(塩釜市)によると、10年は稚魚が非常に多く確認され、数年後の豊漁が期待されていた。震災後の漁獲量激減で、資源量が上向いているとみられる。

 橋元支所長は「福島の出荷制限の影響もあり、餌となる小魚などが増えているのではないか。地道に続けてきた稚魚放流の効果もあるだろう」と推測する。
(以下略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160504-00000011-khks-soci


この記事を見て、ヒラメについて「ほほ~、3年で成魚になるのか」などと調べていると、
松川浦漁港でも以前は漁獲量が多かったという情報を目にしました。

それで、勢いでもう少し調べてみると、公益財団法人秋田県栽培漁業協会のウエブサイトに行き着きました。


福島県松川浦漁港にヒラメ稚魚を放流しました

 海を守る運動推進委員会の要請により当協会が栽培したヒラメ稚魚4,000尾(平均全長8㎝)が福島県相馬市松川浦漁港に放流されました。
 海を守る運動推進委員会は、震災からの漁業の復興を支援するため、アサヒカルピスビバレッジの協力を得て全国各地に111台設置した自動販売機の売上金を活用し、放流事業を行いました。
 7月8日早朝、協会の中村理事長はじめ職員3人がヒラメを積み込み男鹿市を出発し、約5時間かけて放流場所である松川浦漁協荷さばき施設に到着しました。
 放流式には主催者の宮原邦之会長代行、佐藤相馬双葉漁協組合長、佐藤相馬市副市長、佐藤相馬市議会議長など80人が出席し、バケツに入ったヒラメを岸壁から次々と放流しました。

 このヒラメ稚魚は青森県産の親魚から4月上旬に採卵し、当協会が男鹿市の施設で栽培したもの。
 海を守る運動推進委員会の要請によるヒラメ稚魚放流は、平成24年の宮城県気仙沼市、平成25年の岩手県大槌町に続き今回で3回目。豊かな海の再生を願って栽培しました。
http://akita-saibai.com/archives/2014/07?cat=5


秋田県で育てた稚魚を、太平洋側の大槌や気仙沼、相馬などで放流されているんですね。