統計から被災地の介護保険を見る8

前記事のタイトルを間違えていました(汗)
こそっと(?)訂正して、記事を続けます。

では、サービス受給者数(介護予防サービスを含む居宅・地域密着型、施設)の増減です。
1号被保険者100人当たりの受給者数で表していますが、受給者数には2号被保険者も含みます。

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この5年間で、全国平均は+1.4ポイント上昇していますが、
岩手・宮城・福島の3県とも、それを上回る上昇率です(+1.6~2.0)。
大槌町は低いレベルから上昇し、全国平均に近づいています(+1.6)。
石巻市は震災後の落ち込みから急上昇しましたが(5年で+3.3)、
相馬市は25年頃をピークに下降気味です。

サービスの内訳ごとに見ます。まず、施設サービスの受給者数の割合。

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全国平均は、0.2ポイントの下降。岩手・宮城・福島の3県は、震災後に+0.1、後に元に戻りました。
大槌町は震災後に急上昇し、その後下降に転じますが、5年間の動きとしては+0.9。
石巻市は全国平均より低い水準から震災後に増加し、後に下降しましたが、5年で+0.6。
相馬市は+0.4ですが、徐々に上昇してきています。

では、介護予防サービスを含む居宅・地域密着型サービス受給者数の割合です。

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全国平均は年々上昇し、5年間で1.6ポイントの上昇。
岩手・宮城・福島の3県は、それを上回る上昇率です(+1.7~2.0)。
大槌町石巻市は、震災後に落ち込んでから大きく上昇しました。
相馬市は、25年頃まで上昇しましたが、その後は低下しています。

(つづく)