統計から被災地の介護保険を見る7

では、要介護(支援)認定率を、各地域ごとに見ていきましょう。

まず、全国平均。
なお、グラフの色は、震災前の22年を黒に、震災後の23年の赤から27年の紫に至るまで少しずつ光の波長が短くなる、というイメージです。

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軽度者の認定率が上昇。重度者は変動が少ないですが、要介護5は若干上昇した後に下降しています。

次に岩手県

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軽度者も上昇していますが、全国平均と異なり要介護4付近まで上昇しています。

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軽度者は上昇、要介護3~4は震災後に上昇してから下降。要介護5は少しずつ下降しています。

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要支援1はあまり変わりませんが、要支援2から要介護3にかけて大きく上昇しています。
要介護5は25年ぐらいから下降しています。

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母数が小さいと変動が大きくなりがちではありますが、それにしても大きく動いています。
要介護1付近を中心に急上昇し、その後、下降に転じています。要介護3~4は震災前より低水準。

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もともと軽度の率の方が高い自治体です。要介護3以下が上昇、要介護5は下降。

相馬市。
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要介護2が山となる傾向は変わっていませんが、重度者が上昇しています。

(つづく)