検索と、ついでに多職種連携

ご存知の方も多いでしょうから、そういう方はスルーしてください(笑)
 
検索エンジンで、複数の言葉について調べるときは、間にスペースを入れます。
 
「多職種連携 厚生労働省
 みたいな感じで。(念のため。「 」記号自体は関係ありません。)
 
でも、私は
「多職種連携 mhlw」
というような入力をよく使います。
 
「mhlw」というのは、厚生労働省の英文表記の略称で、同省のアドレスにも使われています。
その順番どおりなら、「省・健康と労働と福祉」となりますが、各分野での優劣順というわけではありません。
 
ちなみに、「多職種」と「連携」を別の単語として認識して検索されるのを避けるには、
「"多職種連携"」というように「""」で囲む方法があります。
 
この用語でネット上に溢れているのは、地域包括ケア関係の分野が多いのですが、
「多職種連携 生活保護」とか「多職種連携 児童相談所」などで検索すると、
他の分野でも使われていることがわかります。
 
「多機関・多職種連携」という表記もありますね。
 
生活保護分野で、要保護者・被保護者を就労に結びつけるには、福祉事務所のケースワーカーだけでなく、
ハローワークなど他の機関の力も必要です。
 
障害福祉分野では、事業者、医療機関、行政などの連携で、その障害者に適した意思疎通装置を開発することがあります。
 
児童虐待など、いわゆる要保護児童の対応では、児童相談所はもちろんとして、
保育所、学校、医療機関、児童委員(地域担当民生委員、主任児童委員)、保健師(行政)などに加えて、
近隣、同居していない親族等を含めた連携が必要になる場合もあります。
 
これらの中には、「多職種協働」と呼ぶ方が適当な、あるいはわかりやすい場合もありますが、
「協働」とまではいかないけれど、「何かあったらすぐに連絡を」という程度の協力関係の場合もあります。
 
ということで、
こと地域包括ケア関係では「多職種連携という用語は不適当」という主張について論評する立場にありませんが、
「多職種連携などという言葉はない」という表現は誤解が生じる恐れがあると私は思います。
その概念自体は、他分野でも、けっこう以前からありますから。
 
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これこそ、全く関係ありませんが、こういう「ゆべし」もあるのですね。
三角形みたいな生地で餡を包み、ケシの実がふってあります。
これはこれで、美味しい。福島県某店の銘菓です。