損失額の計算例

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「被災した住宅、家財等の損失額の計算書」を使って、
住宅や家財の取得価額がわからない場合の計算をしてみました。
 
精査していないので、間違いがあるかもしれません。(実は、ちょっと疑問もあります。)
責任は持ちませんが、まあ、イメージ的なものとしてご覧ください。
 
この様式は、東日本大震災用として国税庁のホームページにあったものですが、
考え方は他の災害(豪雨による浸水など)にも使えると思います。
 
<設定>
宮城県・築20年の木造住宅。総床面積(延べ床面積のことか)150平方メートル。2階建。
・世帯主48歳、配偶者、子ども2人(18歳と14歳) *年齢は被災時。家財は全て世帯主所有と設定。
・住宅は一部損壊、床上浸水(24時間以上)、海水または土砂の流入あり。
・自動車は水没し、修理しても使えなくなった(あるいは、買い換え費用と比べて修理費が高額)。
・保険金はなし。
 
これで、年間所得が300万円なら
14,184,390円-3,000,000×0.1=13,884,390円 が雑損控除の額となります。
(その年の所得税がゼロになった上に、翌年以降に1000万円以上の繰り越しが可能)
 
年間所得が1000万円でも、
14,184,390円-10,000,000×0.1=13,184,390円
となり、その年の所得税はゼロ、翌年に300万円以上繰り越し。