マイナカードのミス続出

マイナ保険証の誤入力 厚労省が登録方法の点検を要請
毎日新聞 5/23(火) 11:46配信

 健康保険証とマイナンバーカードが一体化した「マイナ保険証」で別人の情報が誤って登録されひもづけられた問題で、厚生労働省は23日、健康保険組合など医療保険を運営する保険者に対し、過去の登録方法の点検を要請する。加藤勝信厚労相が同日の閣議後記者会見で明らかにした。

 厚労省によると、2021年10月~22年11月の間に全国で約7300件の誤登録があった。実際に別人の医療情報が閲覧されたケースも5件あった。

 対象は全約3400の保険者。カタカナの氏名、生年月日、性別の3情報だけを基に情報を登録するなど、厚労省が示しているものと異なる方法をとっていたケースの有無を調べるよう要請する。該当するケースがあった場合、住民基本台帳のデータと一致しているかを確認する。6月末までに作業の進展を報告してもらい、7月末には誤登録の件数の報告を求める。

 また、登録時の人的なミスの可能性があるとして、診療報酬の審査をする「社会保険診療報酬支払基金(支払基金)」がデータ全体について、住民基本台帳と一致しているか照会する。情報が間違って登録されている疑いがあれば、本人への通知などで確認する。照会するデータの対象や実施期間は今後詰める。加藤氏は「信頼を損なわないよう、迅速で正確なデータ登録の徹底を保険者に求め、厚労省としてもそのための仕組みを構築したい」と述べた。【中川友希】
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c9c5cd4bb910df64fca91e78872e2539b79ed3f

 

 

厚生労働省「オンライン資格確認における資格情報の誤登録について」によると・・・
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33112.html

 

本来の方法
 個人番号の記載がない場合には、4情報(氏名、生年月日、性別、住所)が一致した場合のみ資格情報として登録

R5.4.14通知改正
 5情報(漢字氏名・カナ氏名・生年月日・性別・住所)が一致した場合にのみ資格情報を登録

 

3情報(カナ氏名、生年月日、性別)だけで登録していた機関もあったようです。

 

(例)
【独自】マイナ保険証誤登録の保険組合が「聞けよ!!」被害者に逆ギレ・暴言・恫喝の一部始終
週刊女性PRIME 5/23(火) 11:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b64c1eab0af4ac14bb9fb3ccf4334046bab1a1b

 

実際、人口が1億2千万もあると、同姓同名(ということは、性別も同じことが多い)で生年月日も同じ、ということは意外にあります。

 

だから、税の滞納処分に従事する公務員も、住所が同じか、転居その他の履歴で確認できるか、チェックしているはずです。

<参考>同姓同名の別人の預金差押え
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2022/05/20/211403

 

3情報一致で登録、って、誰がどんな考えで言い出したんでしょうかね?
私の感覚では、怖くってできないと思うのですが。

 

もちろん、5情報のうち1情報不一致というのは(転居や改姓で)起こり得ますが、その場合は時間がかかっても、公的書類等で補充確認はできるはずです。

 

さらに、「前の人がログアウトせずに、次の人が自分の口座を登録」というのは・・・

 

マイナポイント事業 他人のアカウントに自分の銀行口座を登録 河野デジタル大臣「人為的ミス」
ABEMA TIMES 5/23(火) 11:43配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9052865c1a730b9e0923bbcba8237cf769aa9822

 

「あってはならない」というより、起こり得る事態なのだから、起こらないように、システム面(自動的にログアウトするような仕組み)かソフト面(自治体の担当職員が必ずログアウトする)で対応しなければならない話だと思うのですが。