頻回な生活援助?(3)

「訪問回数の多い利用者への対応(自治体調査結果)」の続きです。
 
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1番上の方、「サービス内容(生活援助中心型)」欄に列挙されているのは、ほぼ身体介護と断定できるか、身体介護となる可能性が高いものです。
有料老人ホームで囲い込んで不要なサービスを押しつけているのでないとすれば(「保険者の観点」から見るとその可能性は低いでしょう)、こんなプランはあり得ないように思います。
また、要介護2というのはこの方の状態を正確に反映しているのでしょうか?
 
2番目の方は「訪問介護」だけではサービスの妥当性はわかりませんが、「定期巡回随時対応型訪問介護看護」が利用できる地域環境であれば、そちらを勧めるのは当然だろうと思います。
(私は「定期巡回・・・」サービスに批判的なことを書く場合がありますが、それは採算が合いにくい地域が多数あることからで、こういうサービスの存在自体に反対しているわけではありません。)
 
3番目の方も、要介護5,独居、寝たきり・・・とあれば、当然、身体介護部分が多いと思われます。
それにしても、保険者でも他サービスの有無が不明、って、なぜでしょう?
忙しすぎて、厚労省の照会ごときに回答する暇がなかったのでしょうか。
 
 
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これは3人とも要介護5で、程度の差こそあれ身体介護で算定すべきサービスを生活援助で位置づけているように思われます。
(保険者の記載が間違っていなかったら、ですが。)
 
(たぶん、つづく)