乳児に蜂蜜はNG

事務連絡
平成29年4月7日
各 都道府県/保健所設置市/特別区 衛生主管部(局) 御中

厚生労働省医薬・生活衛生局 生活衛生・食品安全部監視安全課

蜂蜜を原因とする乳児ボツリヌス症による死亡事案について

 乳児ボツリヌス症の予防対策については、昭和62年10月20日付け健医感第71号、衛食第170号、衛乳第53号、児母衛第29号「乳児ボツリヌス症の予防対策について」により通知しているところです。
 今般、別添のとおり、東京都足立区において、乳児に対し離乳食としてジュースに蜂蜜を混ぜて与えたことによる乳児ボツリヌス症による死亡事案が発生したことから、情報提供するとともに、改めて1歳未満の乳児に蜂蜜を与えないよう関係事業者及び消費者に対し注意喚起を行うようお願いします。
 なお、本事案については、製品に1歳未満の乳児に与えない旨の表示がなされていたことを申し添えます。

別添:東京都報道発表資料



以前からニュースやネット上の書き込みなどで出ていたのは知っているのですが、
蜂蜜以外に黒糖(黒砂糖)など、ボツリヌス菌が潜んでいる可能性のある食品についての話題もありました。

・井戸水
・精製されていない砂糖(黒糖など)
・コーンシロップ
・非加熱の野菜ジュースなど

このうち、井戸水についてはかなり昔に発症が報告された例があるようです。
他は、可能性はあるが(少なくとも国内では)実例はないということなのか、
国や自治体のウエブサイトなどでは明確には触れていないようです。

(ほぼ)実用上は、1歳未満に限り蜂蜜を避ける、という注意喚起で足りる、という考え方なのでしょうか。

調べてみて初めて知ったのですが、ハムやソーセージに添加される亜硝酸ナトリウム、これは発ガン性がある発色剤として認識していました。
それは間違いではないのですが、同時にボツリヌス菌の増殖を抑制する効果がある、ということで、なかなか難しいものだな、と思いました。