では、私の意見

前記事で触れた、通所介護での麻雀、パチンコ、カードゲーム等についての私の意見です。

というより、実際にアミューズメント型デイサービスとして実施している事業所を知らないので、現時点での(順不同)の感想のようなものです。

1 公費を投入しているからといって、麻雀等を行うべきでない、とは思わない。公費を投入していることに見合う適切な効果が上がっているかどうかで判断すべき。「リハビリ、機能訓練等は楽しいものではなく苦しみに耐えて努力するもの」という考え方にとらわれるのなら、それは適切ではない。


2 対人(対戦)型の麻雀、カードゲーム等と、機械相手のパチンコとでは、認知症予防等の効果も異なるのではないか。


3 自分自身が利用する要介護者等の立場にあるとして考えれば、終日ゲーム等だけで過ごすのは苦痛ではないか。一方、適当な時間(個人差あり)でゲーム等を行い、何らかの介護予防効果があるのなら、本人としても家族としても利用を希望するだろうと思われる。


4 既存の事業所が、利用に際して個別のアセスメントを適切に行い、その効果や課題等も適切に評価しているのかどうか知りたい。


それにしても、麻雀はどういうふうにやっているのでしょうねえ?
全自動卓ではなく、手積みだったらすごいと思いますが、要介護(支援)者では難しいかもしれません。
手が震えて手積みは困難な方が、自分で役を考え、あがって、点数まで自力で計算できたら・・・

三色(同順)ドラ1、40符3飜デンデンでゴンニ(5,200)などと自分で申告できたら、素敵でしょう。
(用語がわからない方は無視してください。)


ところで、報道でも、あるいは神戸市や兵庫県のサイトでも見当たらなかったのですが、
囲碁や将棋、あるいは連珠などは、どうなんでしょうねえ?

それこそ、頭脳を使うスポーツのようなもので(実際、スポーツとして扱っている国もある)、認知症予防などには相当な効果が期待できるのではないでしょうか。

もっというと・・・

麻雀やカードゲームにしても、囲碁将棋などにしても、介護サービス側からだけでなく、
雀荘や碁会所、将棋道場などから高齢者に対してアプローチする方法も考えられます。

つまり、当クラブでは、車椅子の方のご利用を歓迎します、というような。

ちょっとした支援があれば、介護サービス事業所でなくても、これらのゲームはできますし、
要介護者以外の方々とも交流できるような環境は、要介護者ご本人にとっても楽しいと思うのですが。