高齢者が住みやすい国は

高齢者が住みやすい国、1位はスウェーデン 日本は10位


【10月2日 AFP】年齢を重ねるのに最も適した場所はスウェーデン、最も悪いのはアフガニスタン──。国連(UN)の協力の下に出されたこのような調査結果が1日、発表された。
AFPBB News 2013年10月02日 12:26)

http://www.afpbb.com/articles/-/3000638


 

この話題は複数のサイトに出ていますが、日本の順位が明示されていたのは、<AFPBB News>だけしか見つけられませんでした。
以下、同サイトの記事より抜粋(文字強調は、引用者が行っています)。 
 


「世界中で急速な高齢化が進展する中で算出されたこの「グローバル・エイジウオッチ指数(Global AgeWatch Index)」は、この種の指標としては初のもの。」


「この指数は、国際NPOのヘルプエイジ・インターナショナルと国連人口基金が、情報が不足していた世界の高齢者に関するデータを広く提供しようという目的で作成。世界保健機関(WHO)などの国際機関が持つ、高齢者の収入や健康、教育や雇用などのデータをもとに、世界91か国・地域で高齢者が置かれた社会的、経済的な状況をランクづけした。」



で、「上位10か国・地域」として、次の諸国が挙げられています。



1.スウェーデン  2.ノルウェー  3.ドイツ  4.オランダ  5.カナダ
6.スイス  7.ニュージーランド  8.米国  9.アイスランド  10.日本
 
「その他の主要国では、英国が13位、オーストラリアが14位、フランスが18位。」
新興国は軒並み低く、ブラジルが31位、中国が35位、南アフリカが65位、インドが73位、ロシアが78位となっている。」

 
上位10か国の中でも、日本の介護保険のような制度のある国や、利用者負担の他は税金を財源とする国(その代わり国民の税負担が高かったりする)など、さまざまです。
 
(高齢者の)介護制度というのは、国民にとって(要介護高齢者だけでなく、その家族を含めて)重要な問題ではありますが、「高齢者の住みやすさ」という観点では、収入や雇用、医療など、他の制度から比べれば、それほどウエイトが大きくない、というべきなのかもしれません。

ちなみに、平均寿命は、こんな感じです。いわゆる「健康寿命」はわかりません。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life10/03.html

男性の平均寿命、女性の平均寿命の順。
( )内は、統計作成の基礎期間。ただし、記載のない国は、2010年。

スウェーデン:79.53 83.51
ノルウェー:78.85 83.15
ドイツ:77.33 82.53 (2007-2009)
オランダ:78.8 82.7
カナダ:78.0 82.7 (2005)
スイス:79.8 84.4 (2009)
ニュージーランド:78.4 82.4 (2007-2009)
アメリカ合衆国:75.4 80.4 (2007)
アイスランド:79.5 83.5
日本:79.64 86.39