ケアマネパブコメ結果4

[4]主任介護支援専門員の役割について

・主任介護支援専門員の役割として、3年未満のケアマネの直接的サポートや支援困難事例のスーパーパイズを担わせてはどうか。
・主任介護支援専門員が何をしたかを評価するのではなく、連携する環を作り、地域包括支援センターと協力し、地域包括ケアを推進する役割を持つべき。そのためにも、個人や事業所のレベルアップに留まらず、自治体の中での役割を強化してほしい。
地域包括支援センターの主任介護支援専門員と居宅介護支援事業所の主任介護支援専門員の役割分担が不明確・曖昧となっている。
・ケアプランを作成しない地域包括支援センターの主任介護支援専門員では、居宅介護支援事業所の介護支援専門員のスーパーパイズや支援は困難である。
・個別ケースの検討を地域の問題として考える場としてのスーパービジョンやコンサルテーションの会議に居宅介護支援事業所、地域包括支援センターの主任介護支援専再員で連携して取り組むことを「役割」として明確化してはどうか。
・主任介護支援専門員の役割として、独立型居宅介護支援事業所の支援を位置付けてはどうか。
・主任介護支援専門員は経験年数と研修受講のみで資格を与えるべきではない。介護保険制度、福祉制度、介護技術、医療知識、ケースワーク技術等の知識を問う経験が必要。
・主任介護支援専門員研修の受講要件として、保険者の推薦や一定程度の困難ケースを担当していることを加えてはどうか。
・主任介護支援専門員としてスーパーパイズできるように、主任介護支援専門員のリーダー研修を設けて、地域の中心的な主任介護支援専門員のリーダーを養成することが必要。
・主任介護支援専門員資格取得後の活動実績を評価し、更新制や資格取得のプロセスなどの見直しに役立ててほしい。
・主任介護支援専門員になっても、自分が作成したケアプランに責任を持たない者もおり、介護支援専門員の資質向上のため、定期的に試験を行うなどの検討が必要。
・居宅の主任介護支援専門員は自分の事業所のケアマネの資質向上のためにしっかりとスーパービジョンできる能力を身につけるべき。
特定事業所加算取得のための資格となっているのではないか。地域包括支援センター以外の事業所の主任介護支援専門員の役割が見えてこない。
・主任介護支援専門員研修修了者名簿を保険者に提示することや主任介護支援専門員を保険者で登用する仕組みを設け、保険者等が研修などに活用できるようにしてはどうか。
・保険者が、主任介護支援専門員がスーパーバイザーとして地域や事業所内で役割を果たしているか確認できる仕組みが必要。
 
(引用者コメント)
この問題については、私の意見は「主な意見」には全く反映されていません。
次のとおり記載したのですが、言いたいことは国に対する皮肉(太字部分)なので、まあ、仕方がないとは思いますが(苦笑)
 
最近、介護支援専門員に限らず、各専門職種において「主任」「認定」等の上級資格を設定すれば質が向上すると錯覚している傾向を危惧しているが、せっかくなので、特定事業所加算の要件に「地域包括支援センターから支援が困難な事例を紹介された場合においても(略)指定居宅介護支援を提供していること。」とあることから、困難事例を拒否した事業所の加算を剥奪する取組に力を入れてはいかがか。
 
このシリーズ、今後も続きます。