被災地派遣職員の死

東日本大震災>兵庫・宝塚市の職員、派遣先で自殺か 岩手の仮設住宅に遺書
毎日新聞 1月5日(土)16時41分配信

 東日本大震災で被害を受けた岩手県大槌町に派遣されていた兵庫県宝塚市の男性職員(45)が自宅で首をつった状態で亡くなっていたことが5日分かった。遺書のようなメモが残されていたといい、自殺とみられる。

 同町総務課によると、男性は昨年10月から今年3月末までの任期で町都市整備課に派遣され、土地区画整理事業などを担当していた。男性の家族から「連絡が取れない」と伝えられた別の宝塚市の派遣職員が3日夜、男性が住む岩手県宮古市仮設住宅を訪ね、室内で亡くなっているのを見つけた。男性は昨年12月30日まで出勤し、帰省した住民への復興事業の説明にあたっていたという。

 宝塚市総務課によると、男性は3日朝に死亡したとみられ、遺書のようなメモ書きが残されていた。同市からは他に、宮城県に4人の応援職員が派遣されており、市は近くケアのための面談を実施する方針。【宮崎隆】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130105-00000016-maiall-soci
 

被災地派遣の職員自殺 「痛恨の極み」 岩手・大槌
朝日新聞デジタル 1月5日(土)4時26分配信(一部抜粋)

 町によると、男性は昨年10月から今年3月までの期間派遣され、都市整備課で市街地の道路計画と住宅の再配置をする区画整理事業などを担当していた。年末も残って仕事をしていたが、町長の慰労会などには、ただ1人顔を出していなかったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130105-00000005-asahi-soci
 

復興支援の宝塚市職員自殺 「大槌がんばれ」遺書残し
産経新聞 1月5日(土)15時3分配信
(一部抜粋)

 宝塚市によると、遺体が見つかったのは3日午後7時ごろ。2日から連絡が取れなくなったことを心配した家族が、宮城県南三陸町に派遣されている同僚に確認を依頼。仮設住宅を訪ねた同僚が発見した。遺書とみられる手紙も見つかり、「皆様ありがとうございました 大槌はすばらしい町です 大槌がんばれ!!」と書かれていた。
(略)
 宝塚市役所で会見した中川智子市長によると、市長が年末に電話した際、「やっていることがどこまで役に立っているのか分からない」と話していたという。中川市長は「殉職というような思い。二度と犠牲者が出ないように他の派遣職員とも話し合いたい」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130105-00000124-san-soci
 



何と書いていいのかわかりませんが、それでも書いておかなければならないのだと思います。


どんな状況だったのか、報道されていない事情があったのかなかったのか、わかりません。

区画整理は、大災害時でなかったとしても難しい事業と認識しています。

単身での派遣生活(それにしても、宿舎の宮古市から大槌町までというのは、けっこう距離があるようですね)。
使命感(宝塚市阪神・淡路大震災の被災地です)。
北東北の冬の(宝塚市付近から見れば)暗い空。

私のような人間がご本人を批判することも、大槌町の方々を責めることも不適当と思いますが、
ただただ悲しく、残念です。
ご冥福をお祈りいたします。

こういうことが二度と起こらないように願いながら、自分の記事のリンクを貼っておきます。
(これも無力なのでしょうが、できることが他に思いつかないので。)

誰かのために一生懸命働いてきた方々へ
~自分を大切にすることが新たな希望へとつながります~
http://blogs.yahoo.co.jp/jukeizukoubou/29156943.html