会津の蕎麦が淡路で花開く

台風被害のそば畑で催し
NHK神戸放送局 10月16日16時57分)

そば畑の白い花を楽しみながらそばを味わってもらおうという催しが淡路市で開かれ、先月の台風で大きな被害を受けた地元産に代えて、東日本大震災の被災地支援につなげようと、福島県産のそばがふるまわれました。

淡路市生田地区は、休耕田を利用してそばの栽培が行われていますが、先月の台風12号と15号で、畑が水につかるなどし、大きな被害を受けました。

この地区では毎年この時期、そば畑の白い花を楽しみながら地元のそばを味わってもらう「そば花まつり」を開いていますが、ことしは収穫量が大幅に減る見通しとなったことから福島県産のそばを取り寄せて東日本大震災の被災地支援を打ち出した催しにしましたふるまわれたのは震災前の去年収穫された福島県のそばの実を使ったかけそば1000人分で、訪れた人たちが午前中から長い列を作っていました。
http://www.nhk.or.jp/lnews/kobe/2023235561.html



というところで、この
「そばカフェ生田村~スタッフブログ~」
http://ikutamura.blog.fc2.com/
より抜粋。(太字強調、改行など、引用者がアレンジしています。)



辺り一面をそばの花で埋める。昨年からの夢ですが今年も叶いませんでした。
皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、台風12号と15号でことごとく被害を受けました。
そばは水に弱いのが特徴ですが、二つの台風とも生田では短時間に400㍉を超える雨が降り、全て水没。
日に日にそばが萎縮してしまいました。
今年のそばの花はもちろん、収穫も多くは望めなくなっています。
(2011.10.08)


実は昨年のそば粉がいよいよ残り少なくなってしまいました。
オープン以来、ありがたいことに予測の2倍も3倍ものお客様がお越しになり、予定していた数量では不足するようになってしまいました。
この10日と11日の営業日で、残念ながら生田のそば粉は底をつきます。
協議会の役員会でも、そば粉がなくなった場合にどうするのか。議論も重ねました。
営業を休むかどうかと言うことです。
しかし、選択したのは風評被害に苦しむ被災地の支援ができないかと言うことです。

具体的には、福島県のそば粉を使用して、少しでも被災地の応援ができるのではないかと言う結論に至りました。
今から使用するそば粉は、今年の分はまだ収穫にも至っておらず、昨年秋に採れたそばのみです。
大震災前の物ですから放射能も何も関係ありません。しかしそれでも風評被害なのだそうです。

私達が選んだそば粉は、磐梯山の麓の会津高原で採れたものを使います。
品種名は、この地方独特の風味の良い「会津のかおり」です。
南会津町役場農林課にもお話を通したところ、大変感謝されました。
農林課と協議の結果、農業生産法人であるFKファームさんから抜実(玄そばの皮を取ったもの)を購入することにしています。
全国的にも東京のそばどころ、深大寺でも同様の取り組みが行われていると新聞報道で拝見しました。
(2011.09.08)



これ、これ、これです!
台風の被害を受けた人たちが、震災の被災地を支援する。


そばどころに悪人なし! (本当か?)
 
それにしても、風評被害というやつは・・・