会津の介護(1)

以前から、地方の状況から介護保険を考えてみたいと思っていました。

今回、ちょっとしたご縁もあって、福島県会津地方を題材にしてみます。
 
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会津地方は福島県の西部にあり、面積5,420.69平方キロメートル。
これは、同県全体の約4割を占め、愛知、千葉、福岡などの県よりも広いことになります。

一方、人口は、平成22年度国勢調査の人口速報集計で329,634人で、同県全体の16.2%に過ぎません。

地形・気候的に越後地方(新潟県)とつながりがあり、日本海側気候の豪雪地帯でもあります。

歴史的には、幕末の会津藩(特に白虎隊など)が有名ですが、戦国期に伊達政宗が奥羽の覇権をかけて会津芦名氏と争ったり、関ヶ原戦の直前に上杉景勝直江兼継徳川家康の大軍を迎え撃とうとしたり、有名人の活躍の舞台となったことも何度かあります。
そのころの会津領は、現在の郡山市など中通り地方を含むことが多く、まさに奥羽の要衝でした。

ことし3月の東日本大震災では、県内東部の地震津波原発事故などからの避難者を多く受け入ていましたが、7月末の新潟・福島豪雨では、会津地方でも多大な被害を受けることとなりました。

今回使用するデータは、震災や冬季の豪雪などの影響がない「介護保険事業状況報告 月報(暫定版)(平成22年9月分)」を主にしています。
使用するデータや、その出典などについては、こちらをご確認ください。
http://www.jupiter.sannet.ne.jp/to403/tokushuu/aidsu.html

なお、参考までに、同じ県内の別の地域の自治体として、(これまた、ちょっとしたご縁もあり)相馬市のデータも比較してみることにします。
 
では、(たぶん)明日から、少しずつ・・・