2023世界混合複9

世界ミックスダブルスカーリング選手権の最終結果です。

 

 

水色は予選通過後のトーナメントの結果で順位決定なので、DSC(Draw Shot Challenge。試合前のLSD(Last Stone Draw)の悪い2投を除く値の平均値)は関係ありません。
なお、エストニアスコットランドはトーナメントの同じ位置で敗退しているので、どちらも5位タイとなっています(五輪ポイントがかかる年なら5位と6位を決めています)。

各リーグの4位から7位までは、他のリーグの同順位チームとDSCにより順位を決めています。

各リーグの8位は他のリーグの9位と戦い、勝った方が来季の出場資格を確保しています。
結果的には、グループAの8位と9位が勝ったので、最終順位16位の韓国までが来季の切符を確保しました。

灰色に塗ったオーストリアとドイツ、それに両リーグ最下位の2チームは、来季の出場権を確保できていません。
なお、ハンガリーイングランドの最終順位は、DSCによります。

 

振り返ってみると、ミックスダブルスもおもしろいな、と思いました。
4人制と異なり、ブランクエンド(両チーム無得点のエンド)は、先攻だったチームが次のエンドの先攻後攻を選択できる(実質的には先攻後攻が入れ替わる)というルールですが、これは4人制に取り入れてもよいような気がします。ブランクの連続はつまらないので。
(4人制の選手には言い分があるかもしれませんが。)

 

それから、パワープレー(最初の配置をコーナーガード型にする)は、意外に点が入っていない印象があります。
予選リーグの日本は、パワープレーを選択した相手に、平均1点も取られていないでしょう。
(日本が選択したときは、平均2点ぐらいだったと思います。)

4人制でも、センター戦が増えて、後攻でもコーナーガードを置くチームが減っているというような情報がありましたが、このあたりを分析するとおもしろいかもしれません。

 

※「パワープレー」などミックスダブルスのルールについては、こちらに概要を書いています。
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2023/02/18/215508