七度尋ねて人を疑え

「いなりずし万引き」通報で74歳女性を誤認逮捕、釈放は3日後…そもそも盗まれてもいなかった
読売新聞オンライン 4/17(水) 11:21配信

 滋賀県警近江八幡署は16日、同県近江八幡市の無職女性(74)を窃盗容疑で誤認逮捕し、3日後に釈放したと発表した。女性は容疑を否認していた。釈放まで3日を要した理由について、同署は「女性の供述の確認に時間がかかった」としている。

 発表によると、13日午前11時5分頃、女性がいなりずし1パック(販売価格約300円)を万引きしたとの通報が、市内の量販店から同署にあり、目撃情報などから、女性を窃盗容疑で現行犯逮捕した。

 女性は「顔見知りの男性から購入済みの商品をもらった」と一貫して容疑を否認。同署が店内の防犯カメラの映像を詳しく調べたところ、この男性と女性が一緒にいる姿が映っていた。16日になって男性を見つけ、事情を聞いたところ、「女性にいなりずしをあげた」と話した。店の販売記録から、店で売っていたいなりずしは盗まれていなかったことが判明した。

 同署は誤認逮捕だったと判断し、逮捕から約82時間後の16日午後9時25分頃に女性を釈放した。杉中高広副署長は「女性に心からおわび申し上げる。しかるべき調査をして再発防止を図りたい」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bfc60395a7c98c03db1a4a6b10a466a84b3bf732

 


「防犯カメラの映像」もですが、それより「店の販売記録」を先に調べる(調べさせる)べきではないですか?
「量販店」とか「スーパー」とか、メディアによって表現に差はありますが、売上数量や現金(または電子マネー等)の残高その他を管理するシステムは入っていただろうと思います。
(個人の零細商店等でそういうシステムが入ってなかったとしても、手計算すれば3日もかからなかったはずですが。)

 

警察官が調書をまとめるにしても、そのあたりの裏付けは、普通に取るものだろうと思うのですが。
「再発防止」って、そういう基本的なことを押さえておかないとできないですよね?

 

ところで、店側はこの「被害者」に謝罪したのでしょうか?
菓子折りぐらいでは済まないですよね?
この「被害者」が、この犯人扱い、拘留、心身のストレス等で健康を害したら、警察や店側はどうやって責任を取るつもりなのでしょうか?

 

「七度(ななたび)尋ねて人を疑え」
(ものが見当たらないときは、何度も探してからでないと人を疑うべきでない)

 

店の責任者には、この言葉を贈りたいと思います。
今回の件は、店が通報する前に確認していたら、そもそも問題になっていません。
警察の出動にも、理論的には税金が費やされています。

店側(法人側)が記者会見をしてもおかしくないと思うのですが。