3月10日の雑感

組織を守ることと個人の生命を守ること。
どちらが大切ですか。

株式会社のような営利法人にせよ、社会福祉法人のような公益法人にせよ、官公庁にせよ、
「組織を守るため」というような理由で個人が命を落とすのは、やりきれない。

組織の維持というもの、集団の秩序というようなものは、人間の幸福を求めるために必要な手段であって、
けっして目的そのものではない。
私はそう考えています。

まあ、反対意見もあるでしょうが。

いわゆる森友問題は、今後どうなるか、この記事を書いている時点ではわからないし、
自殺報道があった近畿財務局職員の方の死の真相や、
遺書を公開しないように財務省側が遺族に働きかけたというような報道、あるいは遺書の内容も、
まだ本当のことはわかりません。

ただ、こういうような死を選ぶ人間が今後なくなるように祈るばかりです。

7年前の明日に多くの生命が失われたことを考えるとき、よけいにそうお思います。


それにしても
こんな官庁が、人間の生活や尊厳を守るべき制度を破壊しかねないような口出しをするのは
百万年は早いような気さえします。