最高裁の裁判官国民審査・いち意見

衆議院選挙の投票日が近づいています。

台風も近づいています。これは要らない。

さて、選挙と一緒に行われる、最高裁判所の裁判官の国民審査。
いつも、あまり話題にはなりにくいのですが、今回は思うところがあり、記事にしてみます。

なお、選挙についてはインターネットでの活動や意見表明が認められるようになりましたが(メールや18歳未満など制限もあり)、国民審査についてはもともと特段の規定がなかったようです。

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「夫婦同姓は合憲」判決

以前、こういう記事を書きました。

多数意見(10人)は、夫婦同姓に限定する民法の規定は合憲(注:「選択別姓制度は違憲」という訳ではない)。
一方、
「裁判官15人のうち女性裁判官3人全員と、男性の裁判官2人の合わせて5人が夫婦別姓を認めないのは憲法に違反するという意見を述べました。」

私は夫婦別姓論者ではありません。
選択別姓制度を容認する立場です。

で、今回の審査対象の裁判官のうち、
・大谷直人 氏
・小池 裕 氏
の2人が、このときに多数意見(合憲)の側に立ちました。

国民審査公報では、大谷氏のところではこのことが明記されていますが、小池氏のところでは書かれていません。

この件に限らず、裁判官がどのような判決に関わったかを知りたければ、たとえばこちらのリンクから

こちらのような判例のページに進むことができます。


私は、今回は大谷・小池両氏に×をつけようと思っています。

まあ、つけたからといって罷免にはならないでしょうが、投票という手段がある立法や行政とは異なり、最高裁判決に対しては、なかなか意見を表明する機会がないので。