紅茶成分でノロ対策商品ができるか

紅茶成分でノロ消毒=作用発見、商品化目指す―静岡県

時事通信 10月6日(木)19時7分配信)

 静岡県は6日、紅茶に含まれるポリフェノールの一種「テアフラビン類」に、ノロウイルスを消毒する作用があることを世界で初めて発見したと発表した。県内の企業と連携し、植物由来で体に優しい消毒剤の商品化を目指す。

 テアフラビン類は、紅茶の赤色のもとになる色素で、茶葉の発酵過程で生成される。

 県環境衛生科学研究所はマウスとネコ、ブタの細胞に、人のノロウイルスに近いウイルスとテアフラビン類を混ぜた液を与える実験を行い、ウイルスが細胞に入り込むのを防ぐ作用を発見した。実験に使った3種のウイルスの感染力を約1000分の1に低減できたという。 

 ノロウイルスは感染力が強く、次亜塩素酸ナトリウムや加熱が有効な消毒方法とされるが、金属が腐食したり、手指に使用できなかったりするといった問題点があった。県は、より安全な予防法の開発が新たな産業につながるとして研究を進めていた。

 同研究所の小和田和宏医薬食品部長は「静岡県名産の茶葉を使い、人に優しい消毒剤を作りたい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161006-00000127-jij-sctch


静岡県サイトでこの発表資料を探しましたが(今夜のところは)見つかりませんでした。
せっかくなので、「紅茶」で検索したところ、

紅茶(仕上茶)の出荷量(平成26年
1位:静岡県(出荷量12,862,254kg)全国の69%
2位:広島県(2,124,940)11%
3位:兵庫県(933,859)5%
https://www.pref.shizuoka.jp/j-no1/m_blacktea.html

緑茶も静岡県が1位ですが、シェアはせいぜい40%台ぐらいなので、
それに比べても紅茶の市場占有率がものすごく高いということになります。
(ただし、絶対額は緑茶の方がずっと上。)

まあ、地元産品の売り込みでも何でもいいから、ノロに有効な商品を早く開発してください。

なお、現在のところ、紅茶でノロ消毒ができるというわけではないので、念のため。