正直に言えば

高校野球選抜大会

 

<秋季大会東海地区結果>
優勝:日大三島(静岡1位)
準優勝:聖隷クリストファー(静岡2位)
4強:大垣日大(岐阜2位)
4強:至学館(愛知2位)

 

センバツ出場校の選考について 毎日新聞社からのご説明
毎日新聞 2022/2/4
(以下抜粋)
 東海地区の枠は2校で、担当した小委員会の委員は東海大会の全試合を手分けして視察し、優勝した日大三島(静岡)のチーム力は申し分ないと判断して出場推薦校に決定しました。2校目については、総会や記者会見で鬼嶋一司委員長が説明したように「頭と体を使う高校生らしい野球」で準優勝した聖隷クリストファーを推す声と、1回戦で好投手を打ち崩し、次の試合で強豪校を破った大垣日大を推す声が拮抗(きっこう)する中、さらに議論を進めて「守りからリズムをつくり、攻めに入る力を備えた総合力の高いチーム」として大垣日大を選んだということです。日大三島聖隷クリストファーがいずれも静岡であることについて、鬼嶋委員長は会見で「全く考慮していない」と述べました。(引用ここまで)
https://mainichi.jp/articles/20220204/ddm/012/050/064000c

 

大垣日大が1回戦で勝ったのは静岡(静岡3位)です。
その投手の能力まではわかりませんが、聖隷クリストファーも岐阜1位(つまり、大垣日大に県決勝で勝ったはず)の中京に勝っています。
よって、相性はあるものの、大垣日大<中京<聖隷クリストファー
という見方は可能です。

地域性は「全く考慮していない」ではなく、正直に、たとえば
聖隷クリストファーは実績からいっても大垣日大に全く劣ってはいないが、地区2枠で静岡県のみから2校を選ぶことを容認するほどは大垣日大を上回らなかった(差は少なかった)」
とでも説明した方が、まだしも関係者(特に聖隷クリストファーの選手たち)の理解は得やすかったのではないかと思います。
地域性は「全く考慮していない」は虚偽の疑いが濃厚、と私は判断します。

 

石原慎太郎

 

先日に亡くなった石原慎太郎さんについては、好悪、評価のプラスマイナス、いろいろあるだろうと思います。
私も過去に批判的な記事を書いたことがありますが、人間として、別に嫌いではありません。
共産党の志位委員長が「心からのお悔やみを申し上げたい」「私たちと立場の違いはもちろんあったわけだが、今日言うのは控えたい」と記者団に語りましたが、一部政治家や中韓などは石原氏に対して厳しく批判の声がありました。
死去間もない状況では、当然、前者の方が受け入れやすい態度と思います。

ただ、亡くなったばかりの人間は批判してはいけない、というようなルールはありません。
批判すべき、と判断した人は、信念に基づき批判すればいいでしょう。
ただし、今回、石原氏を批判した人たちは、これまでそういう意見を表明し続けてきた人なのでしょうか?
政治の場から引退した石原氏を、ほとんど忘れていたのではないでしょうか?
そういう人たち(外国政府も含む)が、訃報が出た瞬間に批判をぶり返すことについては、やはり何か違和感のようなものがあります。

蛇足ですが、石原氏の次男氏と同じように、私も石原氏の本質は作家だったと思います。
ご冥福をお祈りいたします。

 

北京冬季オリパラ

 

北京冬季オリンピックが始まりました。
各国で、在外(あるいは亡命)ウイグル人などから開催反対の声が上がっていますが、日本国内では(少なくとも日本人やメディアからは)東京五輪開催時ほどの批判の声は聞こえていないようです。

まあ、「政治利用」ととられるかもしれない反対理由はともかくとして(でも、ウイグルの人たちが反対するのは十分理解できますが)、ほかにも開催反対または延期の声を挙げたくなる理由はあります。

ひとつは、新型コロナの感染拡大の件。
有力選手が感染して参加できなくなるのは、東京五輪よりも多くないですか?
また、オリンピックはまだしも、基礎疾患のある選手が少なくないパラリンピックは、本当に大丈夫ですか?
延期しておいた方がよかったのに・・・ということにならなければいいのですが。

もうひとつは・・・そもそも、北京など華北地方で冬季大会を開くのは無理がありませんか?
寒いから、氷上競技はよいとしても、雪はほぼ人工雪でしょう?
現に、女子スロープスタイルで、雪が硬くて苦労したり負傷したりという事例があるようですが・・・

いろいろな意味で、冬季大会の開催資格に問題があるのではないかと思います。
以前にも書いたように、選手のみなさん、応援はしますから、無事に帰ってきてください。