ケアマネパブコメ結果1

こちらの記事で書いたパブリック・コメントの結果について、
http://blogs.yahoo.co.jp/jukeizukoubou/31479606.html

「第7回介護支援専門員(ケアマネジャー)の資質向上と今後のあり方に関する検討会」資料に出ていました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002rz0x.html

なお、青色は私が送った意見と同様のもの、紫色はそれに近いもの、その他、引用者の気分により文字強調しています。


参考資料1 「介護支援専門員の資質向上と今後のあり方」に関し寄せられた主な意見


○ 平成24年10月11日から10月31日までの問で実施した「介護支援専門員の資質向上と事後のあり方に関するご意見の募集について」に関して等せられた意見は、全部で727件であった。
○ 寄せられた意見を頂目ごとにまとめたものは、以下の通りである。

[1]介護保険法における「自立支援」とそれに向けたケアマネジメントのあり方について

介護保険における「自立支援」とは、介護保険法にあるとおり「要介護状態となっても可能なかきり自立した日常生活を送ることができるよう支援する」ことであり、保険・医療・福祉サービスをいかに適切かつ効果的に提供するかを考えることがケアマネジメントである。
・自立とは「持てる能力を活かした自立した生活」であり、「服薬管理により、状態が安定した」「喘息の人が環境整備で改善した」「通院ができるようになり、病状管理ができるようになった」「介護負担が軽減でき、在宅の継続ができるようになった」などの具体的なケアマネジメントの効果を見るべき。
・自立支援の考え方を周知するにあたっては、介護支援専門員や居宅介護支援事業所に任せきりにするのではなく、保険者が定期的に利用者や家族に対して説明をする機会を作る必要がある。
・介護支援専門員の資質向上と共に利用者家族や事業者への自立支援に関する啓蒙も必要であり、介護支援専門員個人に委ねることなく、保険者も取り組むべき。
・医療・介護の必要な高齢者が自立した生活を送るということは、たとえ人の手を借りる必要があったとしても、自らの意思で生活を組み立てることであり、日常生活の視点から行うケアマネジメントを確立すべき。
・介護においては白々の生活における自立を目指していくので、改善したかどうかの客観的評価(アウトカム)を確立すべき。意欲・QOLの同上や満足度の高さも自立支援への貢献となると考える。
・利用者の尊厳の保持と自立支援及びその福祉の向上について定義し、それを実現するためにケアマネジメントはどうあるべきかを議論すべき。
・自立支援は利用者目線で考え、生活の良循環を作っていくことである。
・介護支援専門員に求められるのはソーシャルワークであり、ケアマネジメントを安易に単純化して考えるべきではない。
介護保険制度の自立支援については、ADLやIADLといった考え方のみを評価尺度として用いるべきではない。
・利用者のできないことをサービスで補うという支援の考え方を変えなければ、サービスありきの考え方は変わっていかない。