障害パブコメ(1) 共通的事項1

パブリックコメントに対する厚生労働省の考え方(と、それに対する私のツッコミ)です。
今度は、障害福祉サービス報酬改定について、何回かに分けて記事立てしてみます。

例によって、この手の枠囲みは、私の独断コメントになることが多いと思います。


 標記について、平成21年2月20日から平成21年3月21日までホームページを通じて御意見を募集したところ、のべ90通の御意見をいただきました。
 お寄せいただいた主な御意見とそれらに対する当省の考え方について、以下のとおり取りまとめましたので御報告いたします。
 なお、取りまとめの都合上、いただいた御意見のうち同内容のものは適宜集約して掲載しております。また、パブリックコメントの対象となる案件についての御意見に対する考え方のみを公表させていただいておりますので、御了承下さい。
 今回御意見をお寄せいただきました方々の御協力に厚く御礼申し上げます。

延べ90通の意見ですか。
ちなみに、介護報酬改定についての意見は「324人から501件」と公表されています。

1.報酬改定に係る共通的事項について


○今回の報酬改定による単価引き上げ額が確実に賃金に反映される仕組みを作るべき。
→ 障害福祉サービスの報酬は、事業所等に支払われるものであるという性格上、これを引き上げたとしても、全ての障害福祉に従事する者の賃金が一律に引き上げられるとは限りませんが、報酬改定後の給与水準について検証を行う等、報酬改定が従事者の処遇の改善に結びつくように工夫をしていきたいと考えています。

○報酬を「日払い」ではなく「月払い」とするべき。
→ 報酬については、利用者がサービスを選択し、多様なサービスを組み合わせて利用することができるよう「日払い方式」としているところです。
 また、平成21年2月12日にとりまとめられた与党プロジェクトチームの「基本方針」においても、利用者にとってのメリットを考えて日払い方式を維持するとされているところです。
 「日払い方式」とする際に、一定の欠員等があってもなお事業所の運営に必要な経費が賄えるよう、利用率を加味して一日当たりの報酬を設定し、さらに従前収入の9割を保障するなどの措置を講じてきたところですが、今回の報酬改定により、報酬の日割り化に対応する加算等を創設するなど、より一層の配慮を行っています。