500年後には全員「佐藤さん」

500年後には全員「佐藤さん」 東北大学が仰天試算 結婚で名字が次々減少…消滅も
テレビ朝日系(ANN) 4/2(火) 11:57配信

 このままでは、500年後に日本人は全員「佐藤」さんになるという驚きの試算が発表されました。

■「佐藤」さん 日本人全体の1.529%…1年で0.83%↑
 現在、国内で最も多い名字とされる「佐藤」さん。そんな「佐藤」さんを巡って、エイプリルフールの嘘のような試算が発表されました。

東北大学 高齢経済社会研究センター
吉田浩教授
「雪だるま式に、佐藤さんが増えていく可能性があります。その結果ですね、2531年には100%になる。日本人が全部、佐藤さんを名乗るようになる」

 最新の調査によりますと、「佐藤」さんは日本人の1.5%を占めています。その数は年々増加していて、おととしから去年の1年間でも結婚や出生によって0.8%増えました。

 「夫婦別姓」を取り入れず、今後もこの割合で増え続けた場合、およそ500年後の2531年には、日本人全員が「佐藤」さんになるというのです。

吉田教授
「どんどん佐藤さんが増えていくと、非常に不便になる。裁判で原告も佐藤さん、被告も佐藤さん、裁判長も佐藤さん、弁護士も佐藤さん。『判決、佐藤氏の言う通りとする』どっちが勝ったの?みたいな」

■500年後待たずに…番組スタッフ全員「佐藤」さん?
 この試算に、街の人からは次のような声が聞かれました。

街の人
「それはちょっとダメですよ。名前まで言わなきゃ分からないですよね。名前が同じだったら、それって間違えませんか」

街の人
「(全員)『佐藤』なら1、2、3とかって。番号付ける感じになってしまう」

 ちなみに、番組のスタッフルームには、スタッフ260人ほどのうち「佐藤」姓は8人。割合はおよそ3%で、国内の「佐藤」さんの割合を大きく上回っていました。

 番組スタッフ全員が佐藤になる日は、500年後を待たずに訪れるかもしれません。

■結婚で消滅も…「選択的夫婦別姓」考えるきっかけを
 ところで、なぜ「佐藤」姓のシミュレーションを行ったのでしょうか?吉田教授に試算を依頼した団体は、次のように話します。

試算を依頼 Think Name Project 石塚啓さん
「日本は世界で唯一、結婚時に名字を変えなくてはいけません。そして、改姓の95%が女性と大きく偏っています」

 毎年およそ50万組が結婚し、その分、名字の数は減っています。すでに消滅した名字も少なくありません。

 団体は「選択的夫婦別姓」について、考えるきっかけを作りたいと訴えています。

試算を依頼 Think Name Project 栗原志帆さん
「子どもを何人つくるとか、家をどこに住むとか、そういう会話とともに、名字について話せるようなきっかけになってほしい」

 吉田教授は「名字には、その地域の文化や歴史があり、名字の存続は必要ではないか」と話しています。

(「グッド!モーニング」2024年4月2日放送分より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ef3beb7b56fae04c67cebfc1cef4321a17bd243

 


ええと、このヤフー記事に、「論理的におかしい」というような趣旨のコメントをつけている方も少なからず見受けられますが・・・

 

まあ、エープリルフールのネタですよね?
こんなことが起こらないのは、よく考えなくてもわかること。

 

切実なのは、名字(というか、姓、氏)を持たない高貴な一族(謎)の存続問題。
さらに深刻なのは、名字がどうであれ、日本全体の人口問題。総人口減とか、年代構成の歪さとか。

ちなみに、選択的夫婦別姓制度になったとしても、その中で現在有力そうな(個人的印象ですが)案の、婚姻に際して子の姓をあらかじめ決めておくという制度なら、おそらく夫となるものの姓が優先されるでしょうから、希少名字の存続は保証されません。
その世代における姓の維持なら、たとえば「うちの一人娘が婿の姓に変わるのは容認できない」というような親の気を楽にするためには有効となる可能性があるでしょうが。

 

私は、分類すれば「選択別姓容認派」ということになると思いますが、希少名字の存続方法について考えるとすれば・・・

たとえば「複姓的」なシステムにして、佐藤さん(夫)と結婚した○○さん(妻)は、正式には佐藤を名乗った場合でも、戸籍上や社会生活上は旧姓の○○を維持しておいて、この夫婦の子どもが一定年齢に達したときに○○姓を選択することを妨げないような社会かな、と思います。

 

というか、まず、出生数減の食い止めからかな?