(最近の記事タイトルの数字を修正しました。)
さて、世界選手権はカナダが優勝しました。
<決勝>
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
カナダ * 1 0 1 0 2 0 0 0 3 X 7
スイス 0 2 0 2 0 0 0 1 0 X 5
<3位決定戦>
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
イタリア * 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 3
韓国 0 0 0 1 0 2 0 0 0 3 6
カナダ(チーム・ホーマン)は強かった。
事前の予想は、上位3チームについては的中。
ノルウェーは思ったよりよくなかった。
日本については・・・市川美余さんよりは慎重に見たつもりでしたが、まあ五十歩百歩か。
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2024/03/14/213607
今大会の結果、2026年冬季五輪出場権のためのポイントは、上表の赤色数字のとおりとなりました。
日本はかなり厳しくなったように見えますが(そして、それは間違いではありませんが)、過去の五輪ポイントはこういう感じです。
北京五輪の際は、コロナ禍で2021年世界選手権のみで6チームを決め、開催国を除く残り3チームを最終予選で決めるという、イレギュラーな形となりました。
それまでは、優勝14点、準優勝12点、3位10点、4位9点・・・というように付与されて、世界選手権2大会分のポイントで上位から7チーム(開催国が7位以上の場合は8チーム)が出場権を獲得していました(それ以前は、3大会分のポイントで決定)。
残りの2枠は、やはり最終予選で決定です。
2026年の冬季五輪は、基本的に平昌やソチのときと同じです。
(ただし、世界選手権で付与されるポイントが、1点ずつ増えています。)
開催国イタリアが、今回11点獲得し、来季も上位でしょうから、ポイント合計で8位以内なら出場権獲得でしょう。
単純に考えて、8位6点×2=12点あたりが目安でしょうか。
過去の例では、9当8落(ソチ五輪)もあり、2大会のポイントの集中具合によってはボーダーラインが変わってきます。
まず、来季の世界選手権に出場することが重要です。
なので、SC軽井沢クラブは今秋のPCCC(パンコンチネンタルカーリング選手権)で5位以上になることが求められます。
中国が下部リーグから上がってくるので、具体的にはニュージーランドよりも上位に入ること。
(もともと、PCCC諸国では、日中韓米加(順不同)が5強と目されていました。)
まあ、マスメディアや、私のような素人は五輪五輪とこだわりがちですが、世界選手権は五輪予選ではありません。
「オリンピックのために世界選手権がある」
のではなく、
「世界選手権の延長上(頑張ったご褒美?)にオリンピック出場権がある」
のだろうと思います。
だから、世界選手権で3勝に終わったSC軽井沢クラブを責めるのではなく、
日本選手権でSC軽井沢クラブに負けて優勝できなかった他チームを責めるのでもなく、
次にどんなドラマが待っているのか見守りたいと思います。