週末のテレビ2件

機動戦士ガンダム 水星の魔女>

 

日曜日、7月2日には、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の最終回が放送されました。
意外に、といってよいかどうかわかりませんが、全体としては楽しめた作品だったと思います。

 

ガンダムシリーズ初の女性の主人公でしたが、それ自体には違和感はありませんでした。
学園ものだったので、これまでのようなモビルスーツの母艦のようなもの(ホワイトベースアーガマアークエンジェルなど)は、少なくとも主人公や主役機については登場しませんでした。
代わりになるのがキャンパスであったり、彼らが住む寮であったり、ということなのでしょう。

およそ主人公らしくない性格の主人公が、終盤の事件などを経て、いろいろ変わっていくのもよかったと思います(変わる前は・・・感情移入しにくい面はありましたが)。

 

気になったのは、特にメカニック的な面の説明が乏しかったこと。
たとえば「次世代群体遠隔操作兵器システム、ガンビット」(公式サイトの記述)について、初めてガンダムを見る人々はわかったのでしょうか?
調べたら、<11基のビットステイヴに分離する多目的攻防プラットフォーム「エスカッシャン」>というような説明も某サイトで見かけましたが、それでも理解しにくいでしょう。
いわゆるファーストガンダムから見ている世代なら、エルメスの「ビット」に始まる遠隔操作兵器の流れの一種だろうということは画面を見ただけで見当がつきますが、ビームライフルビームサーベル的な武器に比べたら、いくらかは説明的な要素があってもよかったのではないでしょうか。

 

世界観などは説明がないまま話を進めていくという手法もあり得ますが、特にエヴァンゲリオンあたりから「わからない方がおもしろい」的な要素が(ちょっとむやみに)拡大してきている感が強いような気がします。

 

 

クリスタル・スカルの王国

 

金曜日には、インディ・ジョーンズ・シリーズ第4作、『クリスタル・スカルの王国』の地上波での放送がありました。

ちょっと思いついて、年代関係をまとめてみました。

 

1935年『魔宮の伝説』(1984年公開)
 ハリソン42歳、インディ36歳、(マリオン26歳 マリオン役のカレン33歳)
1936年『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981年公開)
 ハリソン39歳、インディ37歳
1938年『最後の聖戦』(1989年公開)
 ハリソン47歳、インディ39歳
1957年『クリスタル・スカルの王国』(2008年公開)
 ハリソン66歳、インディ58歳、(マリオン48歳、カレン57歳)
1969年『運命のダイヤル』(2023年公開)
 ハリソン81歳、インディ70歳

 

タイトルの手前は、物語の始まりの年。
タイトルの後は、公開年、主演のハリソン・フォードの年齢、インディ・ジョーンズの年齢、第1作と第4作については、ヒロインのマリオン・レイヴンウッドとそれを演じたカレン・アレンの年齢を付記してみました。
ただし、誕生日が来たかどうかは考慮していないので、あくまでだいたいの年齢ということになります(そもそも公開時よりも撮影時の方が多少は若いはず)。

 

それにしても、長いシリーズ。

俳優の容貌には年齢が刻み込まれているはずですが、マリオンの容貌の変化(と、あまり変化したようには見えない性格や行動)については好ましく思えました。