G7その他

G7広島サミットとやらが開催されるということで、以前からちょっと気になっていたデータを調べてみました。

 


黄色が、G7ジー・セブン)と呼ばれる国々。
日本は経済停滞が続けば3位の座も危ないですし、そもそもGDPが国力を反映するとは限りませんが、なるほど、中国とインドを除けば上位国の集まりとなります。

インドは(中長期的未来はともかく)現時点では1人あたりGDPが一桁少ないし、中国に至っては国際的ルールを守る気がない政府ですから。

 

こう書くと、西側諸国が勝手に決めたルール云々という声が中露あたりから聞こえてきそうですが、これは間違い。
各国がそれぞれの理屈で軍事行動を起こした結果としての第二次世界大戦を受けて、国連憲章ができたのですから。
この制定には、当初の国連常任理事国としてソビエト連邦中華民国も関わっていたと思っていましたが、ロシア連邦中華人民共和国はそれを継承する立場を放棄しますか?

 

それはともかくとして、表の注釈です。


まず、備考欄は思いつくままに適当に記載していますので、漏れがあるかもしれません。

米国と中国とでは、中国の方が面積が大きかったような記憶があったのですが、これがなかなか難しいようで、たとえば米国には五大湖の(米国領の)面積も含むようです。
また、中国はインドなどと係争中の領土があり、それをどう扱うかで微妙に変わって来そう(インドの面積にも同じことがいえます)。
もちろん、台湾なども中国の面積には含まれていません(これは「ひとつの中国」など政治的な問題とは関係ありません)。

 

ついでに、欧州諸国。
だいたい経済力のイメージどおりの順番ではありますが、フランスはなんで人口が少ないのでしょう?
面積的には大きい方だし(ヨーロッパではロシア、ウクライナ(ロシアの侵略前)に次いで第3位)、平地は多いし、気候は温暖で農業適地も多く食糧生産も多いのに。

 

と思って調べてみたら、もともとはフランスは人口大国でした。
それが19世紀後半ぐらいから20世紀にかけて出生率が低下し、手当など少子化対策婚外子の増加などで、ようやく持ち直してきたところのようです。
このあたりは本気で調べてみたら、今の日本にも参考になるかもしれませんが、今日のところはここまでということで。