世界選手権と雑談8

2023年世界カーリング選手権(男子)は、プレーオフ、準決勝まで進みました。

 イタリア(6位)8-4 ノルウェー(3位) カナダ(4位)9-1 スウェーデン(5位)

準決勝 カナダ 7-5 スイス(1位)  スコットランド(2位)9-8 イタリア

 

決勝、3位決定戦は、現地時間の4月9日です。

 

さて、今日は雑談の方が長いです。

 

ロコ・ソラーレ、世界女子カーリング5位 逆境で実感した「世界一」への成長
時事通信 4/9(日) 9:00配信

苦戦しながら価値ある経験
 常に勝ち続けているわけではない。くじけそうになっても、チーム全員で団結して逆境を乗り越える。ロコ・ソラーレがファンを引きつける要因の一つだろう。3月に行われたカーリングの女子世界選手権で、ロコ・ソラーレの選手で構成した日本は苦戦しながらも1次リーグを突破し、5位で終えた。昨年の北京五輪銀メダルに続く表彰台はならなかったが、「世界一」を目指す旅路で、さらにレベルアップするための価値ある経験を積んだ。(時事通信ロンドン特派員 青木貴紀)

(略)
 選手が苦しんだのが独特のアイスだ。ラインによって石の曲がりの差が激しく、選手は「崖のように傾いている」と口をそろえたが、難しさはそれだけではなかった。通常はシートごとに大まかな傾向があり、大会期間中はほとんど変わらないが、今回は日々変化が大きかった。セカンドの鈴木夕湖は「前日の情報をへたに持ち込むと、全然違うアイスでミスが起こってしまう」と語る。

 スウェーデン・サンドビーケンの会場は、アイスホッケーに類似した氷上球技「バンディ」も行われる広大なアリーナの一角。場内の気温や湿度を一定の保ちにくく、微妙に変化していたのかもしれない。観客数によってもアイスの状態は変化する。日本だけでなく他の強豪チームも対応に苦戦した。一見、簡単に思えるショットもミスが目立ち、リードの吉田夕梨花は「(アイスの上に)立っている8人にしか分からない難しさがあった」という。

◆笑顔取り戻した本橋の言葉

 開幕2連敗から3連勝して盛り返したものの、その後は3連敗。「ステイ・ポジティブ」がモットーの選手から笑顔が減った。責任感の強い藤沢は「ちょっと精神的にも余裕がない部分がある」と言って目を潤ませた。追い込まれ、自分たちの技術を疑い始めていた。サードの吉田知那美は「何かを変えなきゃ勝てないのでは、というふうに自分がやってきたことを信じられなくなった時もあった」と打ち明けた。

 崩れかけた選手を周囲が支えた。リンド・コーチは「投げはいい。何も変えなくていい」と自信を失いかけた選手を励まし続けた。リザーブ石崎琴美は冷静な視点で試合中に気付いたことをメモし、夜の練習ではストーンやアイスの特徴把握に努めた。体調不良で宿舎で静養していた小野寺亮二コーチも、LINEで選手を元気づけた。

 何より選手が笑顔を取り戻す「良薬」となったのが、チームの代表理事で2018年平昌五輪銅メダルのメンバーだった本橋麻里の言葉だ。「みんなが元気に帰って来てくれれば何でもいい。元気にやって帰って来て」。日本から届いたメッセージに、吉田知は「さすが『社長』だなと思った。勝ち負けとか、うまくいくいかないとか関係なく、楽しんで元気に帰ろうと思った」と感謝した。

◆北京からの成長実感

 チームでコミュニケーションを深め、「アイスと戦い続けた」(吉田夕)。崖っぷちでも諦めずに戦い抜き、1次リーグは4連勝締め。通算7勝5敗の6位でプレーオフに滑り込んだ。準決勝進出を懸けたカナダとのプレーオフは、好機で決め切れずに4-6で競り負けたが、延長までもつれ込む大接戦だった。

 メダルを持ち帰ることはできなかった。それでも、選手は成長に胸を張った。吉田夕は2位に入った7年前と比べて疲労が格段に減り、「進化している」と基礎体力の向上を実感。吉田知は1次リーグ後半に復調した点を収穫に挙げ、「底力はついた。やっぱり悔しいけど、北京五輪の時よりも確実に成長したと言っていい」。鈴木も「大会ごとに修正点が出てきて、階段を一段ずつ上っている感じ」と表現した。
(以下略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff1010cddd203befd110141c633f01c1ac41c0cf

 


大会中から一番知りたかったのはリンド・コーチの見解でしたが、本橋さんの言葉まで知ることができました。
石崎選手のサポート(ナイトプラクティスを含めて)は推測できましたし、小野寺コーチは(体調不良は知りませんでしたが)、元気づけについては、やはり想像どおりではありました。

「投げはいい」か。
では、何が悪かったのか。
チームではどうしようもない、運とか相手の勢いとか?
でも、世界選手権連覇中のスイスだけでなく、欧州上位チームは比較的慣れているような感じだった。
カナダは、日本同様、苦しんでいる印象でしたが。
そのあたりは、まだ謎ではあります。