ウクライナ問題、いや、ロシア問題

ウクライナをめぐる事態が大変な問題になっていますが・・・

 

北大西洋条約機構NATO)について」(令和3年11月 外務省欧州局政策課)より
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100156880.pdf

 

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国土に色が塗ってあって国名が黒色文字の国がNATO北大西洋条約機構)加盟国です。

赤い線が、旧ソビエト連邦の勢力圏であったワルシャワ条約機構(ただし、1968年にアルバニアが脱退した時点)の最前線ですから、それよりも東側(ロシア寄り)にNATOが拡大しているのは事実です。

でも、NATOは、この拡大にあたって、武力を用いたケースはありません。脅迫の言葉も、たぶん今のロシアのようには使っていないはずです。

 

つまり、ロシアは嫌われている。

強圧的なソ連の「身から出た錆」を、負の遺産をも、ロシアがそのまま相続しているということですかね。

ベラルーシ政府は今のところ親ロシアですが、その代わり?大統領は自国民には嫌われているみたいですし。

ウクライナがロシアの言うことを聞かない」問題というよりも、

「ロシアが諸外国に嫌われている」問題というべきなのでしょうね。

そこを認識して対外姿勢を改めないと、NATOが攻めてこなくても、勢力圏は狭まるばかり。

 

ところで、ミャンマー軍部がクーデターを起こしたとき、中国やロシアのトップは「内政不干渉」を主張しましたよね?

ウクライナ国内の親ロシア武装組織を支援するのも、「独立」を承認するのも、内政干渉ですよね?