これまで「各国の状況(4/8-5/6)」という感じで世界の感染状況(死亡者数の状況)を見てきていますが、
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2021/05/08/143745
今回は「少し長いスパンで各国の状況を」のように、7日ごとの人口100万人あたりの死亡者数を見ることにします。対象期間は、1月7日から6月3日まで(木曜ごと)。
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2021/04/13/221916
まず、ワクチン接種率が高い国々から。
ワクチンの接種が完了した人(人口に占める割合)<時事ドットコムより>
https://www.jiji.com/jc/tokushu?id=owid_vaccination&g=cov
イスラエル 59.3% チリ 42.3% 米国 40.7% アラブ首長国連邦 38.8%
英国 38.4% スペイン 20.7% イタリア 20.5% ポーランド 20.4%
ドイツ 19.5% ルーマニア 19.3%
この10か国に、日本を加えます。
チリ以外は、ワクチン接種の効果が出てきているように思えます(厳密には、ロックダウンなど他の要素の分析も必要でしょうが)。
チリは、やはり中国製ワクチンだからでしょうか?
中国製だから全く効かないということはないと思うのですが、少なくとも英国のような劇的な変化をもたらすだけの力はないというように思えます。
次に、ワクチン接種率上位国以外の状況(ただし、人口5000万人以上の国)。これも比較のため日本を入れています。なお、中国のように期間中の数値が0の国は除きます。
変動は大きいもののブラジルがトップ。よく報道されるインドよりも人口あたりではメキシコなどの方が深刻ということになりますが、もちろんインドも予断を許しません。
これらの国々と比較すれば、日本は優等生ですが・・・
死亡率低位の国と比べれば、日本も死亡率が相当高くなってきています。なお、ミャンマーについては2月にクーデターが起きてからの統計は信用できないように思います。