少し長いスパンで各国の状況を

各国の状況(3/4-4/8)
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2021/04/09/221456

という記事で、この5週間の各国の状況(人口100万人あたりの死亡者数)を見ましたが、もう少し長い期間で変動を見たいと思います。

グラフでは11月26日から4月8日までの日付が表示されていますが、それぞれ7日前からの増加分を表しています。ただし、人口5000万人以上の諸国と、ワクチン接種が進んでいるイスラエルとに限定しています。

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直近ではブラジルが突出して過酷な状況になっていて、イタリア、フランスなどが続きます。一方、英国、ドイツ、南アフリカイスラエルなどは、死亡者数が大きく増えた時期がありましたが、最近は減少してきています。減少しきってはいませんが、米国も似たような曲線を描いています。

英国やイスラエルはワクチン接種率が高いことによる効果が影響している可能性が高いと考えられますが、ワクチン接種は進んでいないもののロックダウンなど他の要因で減少している国もあるでしょう。

 

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最初のグラフの下部に重なっている領域を拡大してみます。

日本は2月上中旬をピークに減少しています。緊急事態宣言の効果がタイムラグを経て現れた、と私は考えていますが、さあ、今後はどうでしょうか。

こうしてみると、日本は「下位グループ」の中では、それほど安定して低いレベルとは言えないようにも思えます。