以前に、新型コロナウイルス感染症について、6月3日までの各国感染状況(7日ごとの人口100万人あたり死亡者数)を比較しました。
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2021/06/04/212113
今回は、6月3日から7月15日まで(木曜日ごと)の状況を見ていきます。
なお、前回も参考にした、ワクチンの接種が完了した人(人口に占める割合)<時事ドットコム>は、
https://www.jiji.com/jc/tokushu?id=owid_vaccination&g=cov
チリ59.8% 英国51.8% スペイン48.1% 米国47.9% カナダ46.4%
ドイツ44.3% ポーランド41.5% オランダ40.7% イタリア40.5% フランス38.8%
モロッコ25.7% トルコ22.6% 日本19.8% コロンビア18% メキシコ16.4%
などとなっています。
前回は表示されていたイスラエルは出ていませんが、おそらくチリと並んで世界のトップクラスにはあると思うので、その2か国と、人口4千万人以上の各国を対象とします。
コロンビア、アルゼンチンなど南米諸国が上位です。ブラジルも多いですが、やや減少傾向にはあるようです。チリはワクチン接種率が高い割に減少していませんが、中国製ワクチンにしても打っているからこそ、このレベルにとどまっているという見方ができるかもしれません(それにしても、中国製ワクチンの効果が低いという評価は変わりませんが)。南アフリカ、ロシアの増加も不気味です。
その下、いつものように縦目盛を拡大して見ていきます。
南アフリカやロシアほどではないにしても、インドネシアが急激に増加しています。インドは一時期よりは落ち着きを見せ、代わりにウガンダが突出して増えた週があります。ただし、こういう国は医療水準もですが、統計技術的な要素も日本などとは異なる可能性があります。ミャンマー、バングラデシュなどインド周辺の諸国も増加しています。ミャンマーについては、クーデターによる混乱等の影響もあるでしょう。
(つづく)