世界各国の状況(6月25日まで)

2週間ごとのデータから見る世界各国の新型コロナウイルスの状況です。

ちなみに、2週間前の記事はこちら。

https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2020/06/13/215558

 

感染者数(陽性判明者数)は、PCR検査の実施状況など、各国によって差が大きい可能性があり、人口100万人あたりの死亡者数を比較しています。まあ、これも国によってはあまり信用できないかもしれませんが。

 

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ベルギー、英国という順番は変わりありません。スペインも「謎の減少」の後は本来ありそうな数値に戻ってきました。スウェーデンがフランスを追い越しイタリアに近づいています。そして、米国もオランダ、アイルランドを追い越しました。

 

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中位グループ(というのが妥当かどうかわかりませんが)では、エクアドルが上昇してきましたが、それを上回る急速度でブラジルが多くの国々を抜き去りました。スイス、ドイツ、オーストリアなどの諸国は落ち着いてきたように見えます。図にはありませんが、メキシコも上昇中で、南北アメリカ大陸に感染の中心が移った感があります。ロシアの増加曲線も不気味ですが、この国の統計はちょっと疑問があります(持病のある感染者が死亡した際に、持病の方を死因とする傾向があるとか)。

 

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ここまでの3つのグラフでは、下に行くほど縦軸目盛が細かくなる(少しの増加でも大きく見える)ということを念押ししておいたうえで・・・日本をインドネシアとインドが追い越していきました。インドも、上の二つのグラフに比べれば急増というほどのカーブではありませんが、衛生環境などの社会状況から、今後が危惧されます。なお、中国本土も統計的に信頼性がどうか、ということは、これまでにも指摘してきたところです。

 

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対数グラフにすると、こんな感じです。