前記事で、「ここまでで一応、通所介護関係を終わります」と書きましたが、ひとつ抜けていました。
通所介護を含めて、施設系など多くのサービスで新設された「科学的介護推進体制加算」です。
<科学的介護推進体制加算>新設
○ 対象(予防を含む)
施設系:特養(地域密着型含む)、老健、介護医療院
通所・居住・多機能系:通所介護(認知症・地域密着型含む)、通所リハビリ、特定施設(地域密着型含む)、グループホーム、(看護)小規模多機能型居宅介護
○ 要件
・入所者・利用者ごとの、ADL値、栄養状態、口腔機能、認知症の状況その他の入所者の心身の状況等に係る基本的な情報を、国に提出していること(加算(II)では、疾病の状況<特養系以外は服薬情報>も)。
・必要に応じてサービス計画を見直すなど、サービスの提供に当たって、上記の情報その他サービスを適切かつ有効に提供するために必要な情報を活用していること。
〇 単位(月額)
施設系:科学的介護推進体制加算(I)40単位
科学的介護推進体制加算(II)60単位(特養系は50単位)
その他:科学的介護推進体制加算 40単位
※ 令和3年度から、CHASE・VISITを一体的に運用するにあたって、科学的介護の理解と浸透を図る観点から、以下の統一した名称を用いる予定。
科学的介護情報システム(Long-term care Information system For Evidence;LIFE ライフ)
で、次に通所リハビリに行きますが、通リハも、この「科学的・・・」というやつと、「感染症や災害の影響により利用者数が減少した場合に・・・」という、基本報酬の3%上乗せなどの対象になっています(2021介護報酬案4参照)。
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2021/02/02/213002
通所リハビリも基本報酬は、それなりに増えるように見えますが、訪問リハビリと同様、リハビリマネジメント加算の再編(変更や廃止)があるので、注意が必要です。
(つづく)