2021介護報酬案4

通所サービスについては、「新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて(第12報)」で、複雑で利用者への説明に苦労する取扱いが示されていました。

https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2020/06/04/213511

 

今回の改定案では、それに代えて、次のように示されています。


通所介護等の報酬について、感染症や災害の影響により利用者数が減少した場合に、状況に即した安定的なサービス提供を可能とする観点から、以下の見直しを行う。
 ア より小さい規模区分がある大規模型について、事業所規模別の報酬区分の決定にあたり、前年度の平均延べ利用者数ではなく、延べ利用者数の減が生じた月の実績を基礎とすることができることとする。【通知改正】
 イ 延べ利用者数の減が生じた月の実績が前年度の平均延べ利用者数から5%以上減少している場合、3か月間(※2)、基本報酬の3%の加算を行う(※3)。【告示改正】
 現下の新型コロナウイルス感染症の影響による前年度の平均延べ利用者数等から5%以上の利用者減に対する適用にあたっては、年度当初から即時的に対応を行う。

※1 ア・イともに、利用者減の翌月に届出、翌々月から適用。利用者数の実績が前年度平均等に戻った場合はその翌月に届出、翌々月まで。
※2 利用者減に対応するための経営改善に時間を要するその他の特別の事情があると認められる場合は一回の延長を認める。
※3 加算分は区分支給限度基準額の算定に含めない。
「同一規模区分内で減少した場合の加算」「規模区分の変更の特例」の両方に該当する場合は、後者を適用。

 

というところで、左から、現行、改定案、増減、その右側に(改定案に)3%上乗せしたらどうなるか、という数字を記載しています(色塗り斜字体)。

 

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通所介護等については、加算の再編や要件変更などが多いのですが、上では概略を簡単に記載しているだけなので、詳細はパブリックコメントに添付されている資料等をご確認ください。

 

通所介護はまだ続きます)