前記事の補足と、各国の状況

前記事まで、「第12報」についての批判を続けてきましたが、それは厚生労働省への批判であって、通所系サービス事業所などへの批判ではないので、念のため。

 

本当は、短期入所系の加算の運用はともかく、通所系のわけのわからん「2区分上位(ただし月何回かまで)」を算定するぐらいなら、介護報酬の枠外で国から直接、支援金みたいなのを給付すればいいと思います。

たとえば6月分から給付するとして、6月分の請求データ(7月10日までに国保連請求する分)の延べ利用者数に一定の単価をかけた額を、別途、国から振り込むとか。

利用者負担や支給限度基準額オーバーとか一切関係なく、事業者の事務負担を増やすことも理論上ありませんから。

予算? 財源?

あるでしょう? 2次補正に莫大な予備費を積んだのだから。

 

さて、木曜日ごとのデータで見る、世界各国(抽出ですが)の状況。

例によって、人口100万人あたりの死亡者数で比較してみます。

 

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まず、最上位グループ。ベルギーのトップは変わりませんが、英国が2位に浮上して継続上昇中。スペインは「謎の減少」の後は落ち着いてきたようです。これら欧米諸国上位の中では、英国以外にはスウェーデン、米国が、いまだに上昇率が鈍っていないように見えます。

 

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中位グループの中では、エクアドルやカナダが上昇中ですが、何といってもブラジルの上昇率が目を引きます。

 

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低位グループでは、日本の上昇が緩やかになってきました。インドネシア、インドは、これらアジア諸国の中では、やや不気味な上昇を見せています。

 

対数グラフでは、こんな感じです。

 

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面倒なので、日本以外の国名は入れていません。

中国(本土)は、いろいろな意味で特殊ですね。