ミュアヘッド選手、引退表明

カーリング】英のミュアヘッド引退「人生で最も難しい決断」ロコ・ソラーレに雪辱の北京金で涙
日刊スポーツ 8/11(木) 21:37配信

 英国の天才スキップが引退-。北京五輪カーリング女子で金メダルを獲得した英国のスキップ、イブ・ミュアヘッド(32)が11日、現役引退を表明した。

 初出場した10年バンクーバー五輪は19歳。髪を黒と金のツートンカラーにしたおしゃれないでたちは日本でも話題になった。ゴルフの腕前もハンディ4というスポーツ万能ぶりで、以降も世界のトップカーラーとして国際大会で活躍。五輪も4大会連続で出場した。

 日本のロコ・ソラーレとは18年平昌(ピョンチャン)大会の3位決定戦で対戦して敗れた。最終エンドにはまさかの失投でメダルを逃し、母国でも批判された。それから4年後の今年2月の北京大会は決勝では金メダルを獲得。雪辱をはたし涙を流した。

 スコットランド代表として昨年の欧州選手権、今年4月には混合ダブルスの世界選手権を制覇。自身のツイッターでは「引退という人生で最も難しい決断を下した」などと記した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/718f1c609b77d57cdf9c2f2830b4bac326e37bbc

 


平昌五輪の3位決定戦の英国最終投については、記事にあるように彼女の失投とされることが多いようですが、私のような素人だけでなく、AI「じりつくん」も、実は難しい局面だったと判断しています。
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2022/06/20/223304

 

しかし、そういうことに関わりなく、北京五輪の決勝では完膚なきまで日本は叩かれました(笑)
見事としか言い様がないです。

 

ミュアヘッド選手の該当インスタグラムは、次の言葉で始まっています。
How lucky I am to have something that makes saying goodbye so hard.
(さよならを言うのがとても辛いものがあるとは、なんて幸運なんだろう:私の適当な日本語訳、以下同じ)

 

寄せられたアンナ・ハッセルボリ選手(スウェーデン)のメッセージ
I will miss you on tour friend! thank you for always being the best competitor on the ice there is and a good friend off ice
(ツアーフレンドがいなくなって淋しい。氷の上では最高の選手で、オフアイスでは良い友達でいてくれてありがとう)

 

同じく、吉田知那美選手のメッセージ
Congrats to your amazing career🫶 your play attracted every curling fans not only in Scotland there’s here a lots in 🇯🇵 love you and good luck Eve
(素晴らしいキャリアおめでとう。あなたのプレーは、スコットランドだけでなく、ここ日本でも全てのカーリングファンを魅了しました。イブ、愛している、お幸せに)

 

吉田夕梨花選手もハートマークを寄せています。

 

ゴルフも得意なミュアヘッド選手は、ゴルフクラブを手にすることについても匂わせていますが・・・

さあ、彼女が次に進むのは、どんな道でしょうか。

みなさん、ルールは守ろうね

統一教会の反論会見 田中会長は司会者に注意されても「全部言わせてください」 40分間で何を語ったのか
デイリー新潮 8/10(水) 20:00配信

 8月10日、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)は日本外国特派員協会で緊急会見を開いた。安倍晋三元首相の襲撃事件後、教団が会見を開くのは1カ月ぶり2度目。予定されていた午後3時、田中富広会長は約10人のスーツ姿の関係者とともに会見場に現れた。

 会見はクラブ会員優先で、日本メディアで参加できたのはテレビ・新聞のみ。7月上旬に開かれた教団主催の会見同様、週刊誌やネットメディアは参加できなかったがYouTubeで生放送された。

「田中代表と一緒に会見場に入ってきたスーツ姿の男性たちは、向かって左側のリザーブ席に陣取り熱心にメモを取り始めました。教団広報や教団関連メディアの記者だったと思われます。会場には耳にイヤホンをつけた警察のSPらしき男女もいました。普段ならば会員でない記者も出入り出来るのですが、今回は記者証を下げていない記者は呼び止められるなど徹底したセキュリティが敷かれていました」(参加した日本人カメラマン)
(略)
「全国の教会に脅迫電話がかかってきたり、信徒の子供たちが学校でいじめを受ける被害が出ていると。その原因は事実を正確に伝えないメディアと弁護士にあると訴えました。途中パネルを見せて、98年に78件あった元信徒との間の裁判は現在は5件と、20分の1まで減ったとも強調しました」(同)
(略)
 とうとうと一方的に教団の主張を述べ続けた田中会長であったが、30分を過ぎたあたりから司会者に「そろそろいいですか」と度々遮られた。

 日本外国特派員協会では1時間の会見時間のうち、スピーチは前半の30分で残り時間は記者の質疑を受けるルールになっている。司会者は3度、早くスピーチを終えるよう忠告したが、田中会長は「全部言わせてください」と無視して原稿を読み続けた。結局、スピーチに費やされた時間は40分間。会見時間は予定時刻より10分ほど延長された。
(以下略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/44f11dfa4d264062044bc6eeb6229d6876ef4d60

 


まあ、いろいろ言い分(理由、口実、などなんでも)があっても、ルールは守るべきです。
司会者というのは、ある意味、スポーツの審判、行事のような役割もあります。
この場合、勝敗の判定をするのではなく、進行についての仕切りですが。

自分たちに言い分があるから全部言わせろ、というのは、
自分たちの言い分が正しいから(国連憲章などを無視して)ウクライナに侵攻する、
というロシアに似ています。

ルールが守れていないということだけでも、この団体の主張は信じることはできない。
私はそう思います。

あと、「元信徒との裁判」も減ったとはいえ、まだ5件はあるのですね?


余談ですが、現在の衆議院選挙制度を、昔の中選挙区制に戻したらいかがでしょうか?
批判の多い「小選挙区落選、比例復活」という現象もなくなりますし。
いち都市を複数選挙区に分割、という無理もなくせるか、少なくとも大幅に減らせます。

派閥選挙の復活?
いいんじゃないですか。
現行で国民に十分な説明がないままなら、たとえば自民党支持者でも安倍派を落とし、旧統一教会に縁の薄そうな他派閥候補に入れる、という選択肢ができますし。

それが嫌なら、きっちり正直に説明し、身をただせばいい話ですから。

2021-22シーズンの統計記録

世界カーリング連盟(WCF)のチーム別ランキングのページから、そのチームの統計記録(「スタッツ」でいいんですかね?)にアクセスできることに気がつきました。

今さらですが・・・昨季(2021-22シーズン)のデータを表にしておきます。

 

 

チームによって参加した大会が異なるので、横向けに単純比較することは、それほど意味がないとは思いますが、日本の有力チームの中でもロコ・ソラーレがちょっと抜けている存在ということはわかります。

その次は、といえば、やはり安定感があるのは中部電力かな。

ただ、新シーズン(2022-23)は、新しい力が出てきたりして、国内の勢力地図がちょっと変わりそうな気もします。

どうぎんクラシック最終日

「どうぎんカーリングクラシック」最終日の結果です。
https://hokkaidobank-curling.jp/

 

男子決勝
B.Jeong 5-4 TM軽井沢

同 3位決定戦
Y.Jeong 7-2 札幌国際大学

 

どちらも韓国勢が勝ちました。

 


車いすカーリングエキシビジョンマッチ(2試合)

ちょっと見ただけですが、やはり難しそう。スイープもないし。
というか、スイープのあるカーリング自体、やったことはないのですが・・・

 


女子決勝
フォルティウス 5-4 STRAHL

同 3位決定戦
中部電力 6-2 Ha

 

決勝は1、2点ずつを取り合う競った展開にはなりました。
ただ、偶数エンドで点を取って、同点の最終8エンドで有利な後攻を確保したフォルティウスが、最後にドローを決めて100万円獲得。
最終エンドでは、フォルティウスの小林未奈選手のウィック(ロコ・ソラーレ吉田夕梨花選手が得意とする、相手ガードをずらすショット)が2本決まるという場面も見ることができました。ちょっときわどかったけれど。

3位決定戦は、中部電力が2点スチールなどで得点を重ねて快勝。

 


大会を通じた感想としては、前にも書きましたが、思ったより動画が見やすかったです。
シートによっては、テレビ中継などではあまり見られない、横方向からの映像もあり、ストーンやスイーパーの移動速度がわかってよかった。
テレビでは、だいたい縦方向からの(つまりストーンの進行方向またはその反対方向)映像が主ですから。

言い訳と、どうぎんクラシック3

Q:平昌五輪の頃の記事で、「テイクショットは攻撃的」というように取れる記事がありましたが、実際にはドロー系のショットでハウス内にストーンを撟方が攻撃的な作戦ではないでしょうか?

 

A:そうですね。変な書き方だったように思います。
「ひさびさ、カーリングのこと」という記事で平昌五輪の各ゲームの比率の表を掲げて
https://jukeizukoubou.blog.fc2.com/blog-entry-2479.html

「スキップの藤澤選手は、もう少しテイクショットの比率が高いのかと思っていたのですが、ドローショットの方が高いゲームが多くなっていました。」
などと書いていました。

「不利な先行で(相手にとって)難しい局面を残すためにドローを放ったり、逆に相手が残した難しい局面から(有利なはずの後攻で)何とか1点だけでも確保しにいったり」
とも書いています。

不利とされる先攻でハウスに自分たちのストーンをためて、相手に1点のみを取らせる、場合によってはスチールを狙う、というのは十分攻撃的ですね。
一方、後攻で複数点を取りたいところ、うまく行かずにドローショットで1点だけでも確保する、というのは防御的でしょうか。

そのあたりが整理されずに書いている印象ですが、ダブルテイクアウト、ランバックなどで派手に勝つ、ということではなく、苦しい接戦をものにする、ということを書きたかったのだと思います(と、他人事みたいに・・・)。

 


さて、「どうぎんカーリングクラシック」。
https://hokkaidobank-curling.jp/

 

女子3日目の結果

プールA(2~4位はDSCによる)
 Ha(3勝・1位) 6-5 ロコ・ステラ(1勝2敗・4位)
 北海道銀行(1勝2敗・3位) 7-2 STRAHL(1勝2敗・2位)

プールB(1~2位、3~4位は各直接対決の勝敗による)
 中部電力(2勝1敗・1位) 8-3 大学選抜女子(1勝2敗・3位)
 フォルティウス(2勝1敗・2位) 6-2 フィロシーク青森(1勝2敗・4位)

 

準決勝
フォルティウス 6-5 Ha
STRAHL 7-6 中部電力

 

午前の予選最終試合で、プールAはHa(韓国)が全勝、他3チームが同星で並んだ中でSTRAHLがDSC(試合前の試投を基にした数値)で辛うじて2位。
プールBは、終わってみれば2強が「順当」に準決勝進出。

17時からの準決勝は2試合とも接戦でしたが、どちらも2位通過チームが勝つという意外な結果。
決勝も3位決定戦も明日16時からです。


男子準決勝は
B.Jeong 8-2 Y.Jeong
TM軽井沢 7-1 札幌国際大学

こちらは決勝、準決勝とも日韓対決です。いずれも明日10時から。

 

なお、13時から車いすカーリングエキシビジョンマッチ2試合が予定されています。

言い訳と、どうぎんクラシック2

Q:以前のタモリステーションの記事で、
<「ヨー」(スイープして)コールが続きます。>
とありましたが、「ヤー」が正しいのではないでしょうか?

 

A:「タモステ見て、準決勝スイス戦を」の記事ですね。
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2022/07/03/162722

 日本語のブログの記事としては「ヤー」と書く方がよかったかもしれません。
 番組の録画を確認しながら書いた記事でしたが、準決勝ハイライト動画の方も確認してみました。
 投げた藤澤五月選手は「ヤッ(プ)」と言っていますが、バイススキップ吉田知那美選手は「ヨー」と言っているように私の耳では聞こえます。発音記号ではなくカタカナで書きますが、母音は「オ」に近い「ア」ではないでしょうか。
 まあ、このチームのコールは、「ゆうみゆうみゆうみ」「がんばれ、がんばれ」「まげたい、まげたい」など、いろいろありますし、外国語が苦手な私としては、深入りしないでおきます。

 


さて、「どうぎんカーリングクラシック」。
https://hokkaidobank-curling.jp/

 

女子2日目の結果

プールA
 Ha(2勝) 5-3 STRAHL(1勝1敗)
 ロコ・ステラ(1勝1敗) 6-4 北海道銀行(2敗)

プールB
 フィロシーク青森(1勝1敗) 7-3 中部電力(1勝1敗)
 フォルティウス(1勝1敗) 4-2 大学選抜女子(1勝1敗)

 

プールAはHa(韓国)が連勝で首位。北海道銀行は連敗。母体の冠大会でプレッシャーもあったでしょうか。
プールBは大混戦。

 

男子は、プールAが
1)B.Jeong(韓国、3-0)、2)TM軽井沢(2-1)、3)コンサドーレ(1-2)、4)KiT CURLING CLUB(0-3)

プールBが
1)札幌国際大学(3-0)、2)Y.Jeong(韓国、2-1)、3)高松製作所(1-2)、4)ジュニア選抜男子(0-3)

準決勝は
B.Jeong 対 Y.Jeong
TM軽井沢 対 札幌国際大学
となります。

言い訳と、どうぎんクラシック1

 

Q:前記事で、吉田知那美さんたちの多拠点婚について、「うまくいくとは限りませんから」と書いたのは失礼ではありませんか?

 

A:ファンの方がご気分を害されたのなら申し訳ありません。もちろん、うまくいかないことを願っているわけではありません。
 ただ、ご本人のインスタグラムで、
「普通といわれる形とは少し違った結婚生活となりますが、お互いにとって大切なチーム、チームメイト、選手たちと過ごす時間も大事にしていけるように、そんな結婚生活に挑戦してみることにしました。」
と書かれているように、「挑戦」であるという認識は、当事者もお持ちだろうと思います。
 男性アスリートが結婚等に際して、競技の継続性についてあまり話題にならないのに、女性アスリートの場合に何らかのハンディがありそうな雰囲気が漂うのは、本来はおかしなことではないかと思っています(出産の場合は、さらに言われますよね)。
 彼女たちが、この挑戦に成功すれば、後に続く若い人たち(女性アスリートだけでなく彼女たちのパートナーも含めて)の取り得る道、選択肢が広がるのではないかと期待しています。
 そして、もし、プランAが成功しなかったとしても、プランBやプランCを考えて、河野さんたちとも相談して、協力して乗り切っていくのではないでしょうか。

 


さて、「どうぎんカーリングクラシック」が始まりました。
https://hokkaidobank-curling.jp/

いよいよカーリングシーズンの(早めの)開幕です。

 

女子1日目の結果

プールA
 Ha(韓国)8-0北海道銀行
 STRAHL6-4ロコ・ステラ

プールB
 大学選抜女子6-2フィロシーク青森
 中部電力7-6フォルティウス

 

フォルティウスは、船山弓枝選手に代えて、リード・バイススキップとして小林未奈選手が登場。
シーズン初戦で(小林選手以外も)緊張があったかもしれませんが、終盤に見ただけでもよいゲームでした。
フォルティウスが6エンドに3点取って逆転したのですが、7エンド、8エンド(最終エンド)と中部電力が1点ずつ取って同点に。
エクストラエンド(延長)はフォルティウスが後攻で有利かと思いましたが、最後は吉村紗也香選手のドローショットが長すぎて、中部電力が逆転勝ち。
不利な局面から少しずつ追い上げて相手にプレッシャーをかけるといういやらしい勝負術(ほめています)は、五輪などでのロコ・ソラーレにちょっと似たものを感じました。

ロコ・ステラも佐々木穂香選手がフォース・スキップ、本橋麻里選手はサード・バイススキップとして若手を見守りました(たぶん)。
日本選手権でも力を見せたSTRAHLに敗れましたが、新しい選手が登場するのは楽しみです。

 

あと、動画配信が思っていたよりも見やすいです。
実況解説がつかないCシートとDシートは固定カメラで一緒に配信されるので少し小さいのすが、全画面モードにすればわかりやすくて、けっこう楽しめます。