カタすぎるシステムは続きにくい

本日は天皇誕生日

日本テレビ系(NNN)7月15日(金)0時5分配信
 天皇陛下が、生前に天皇の位を皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を持たれていることが明らかになった件で、政府関係者は14日夜、憲法上の問題から「天皇陛下生前退位は無理だ」と述べた。
http://blogs.yahoo.co.jp/jukeizukoubou/34804934.html

この記事の頃から見れば、皇室典範の改正でなく特別法による方法にしても、政府関係者の意向が変わってきた感はあります。

さて、いわゆる「有識者」の発言の中に、天皇の退位を認めると皇統の永続性の観点から問題、というようなものがあるようです。

そうでしょうか?

高齢になっても辞めることができない職業を世襲する一族に、「有識者」なる人々から何かと批判的な意見を浴びたりする一族に、「嫁入り」する奇特な娘さんはいるでしょうか?

仮に娘さん本人が承知したとしても、その親御さんが承知するでしょうか?

国民の象徴だから、ある程度の制約はあるにしても、そのときどきの社会通念に応じた自然体で人間らしい言動をしてくれればよい。
それぐらいの期待度でないと、ついに皇位継承者の配偶者のなり手がない。
そういう時代が来てしまわないかと、私は心配しています。

カタすぎるシステムは継続しにくい。
堅すぎる、あるいは(制約や批判が)過多すぎる。これでは続きにくい。

仮に、女性天皇女系天皇を容認したとしても同様でしょう。

まあ、皇統の継続に限らず、介護保険などの制度でも、カタすぎるのは続きにくいのだろうと思います。