同性愛者は生物として異常か

ヤフーブログでアクセス解析の画面を見ると、こんなグラフがあります。

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だいたい、うちのブログはこんな感じで、男性の方が多いのですが、
たまに女性の方が多いとうれしくなる。私(男性)はそんな人間です。
だから、同性愛傾向はありません(笑)

ちなみに、年代別ではこんな感じ。

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50代と40代がひっくり返ることもありますが、30代以上が多いのが通例。

さて、どこかの地方議員が、同性愛は異常という発言をして、批判されたり、
どこかの県職員が、同様の意見をツイッターで書き込んだりして物議をかましたことがありました。

「生物として異常」というような意味の発言もあったように思いますが、
(植物は無性生殖が多いから除外するとしても)
実は、同性愛的な行動は、有性生殖を行う動物の中でも少なからず出現しています。
それもサルのような霊長類から昆虫のような無脊椎動物に至るまで。
単に個体数を増やすという観点だけでは「不利」といえるのでしょうが、
なぜこのような行動がみられるのか、その理由はまだわかっていないようです。

人類の歴史の中でも、現代になって人間が堕落したから出現した、というわけではなく、
たとえば古代ギリシャ・ローマでも行われていましたし、
日本の戦国時代などの武士の間でも、それほど異常行動としてはされていなかったようです。

つまり、くだんの地方議員氏や県職員氏が「生物として異常」と言ったのなら、
それは「差別的」というよりも、「生物学的に無知」というべきなのかもしれません。

もっとも、人間にしても、それ以外の動物にしても、異性愛者よりは圧倒的に少数なのは事実だと思います。
そして、昨今の少子化問題を考えれば、くだんの発言をした気持ちも全くわからないわけではないのですが、
同性にしか性的関心を持てない人に「おまえは異常だ」と言ったとしても出生数にはつながらないわけで、
やはり賢い発言とは思えません。

そんなことを言って批判されるぐらいなら、選択的別姓を認めて異性愛者の男女の結婚を少しでも増やす方が、よっぽど少子化対策になると思うのですが。