10月1日では遅すぎる

経団連会長、就活で来年の面接解禁前倒しを示唆「8月解禁は遅すぎる」

産経新聞10月16日(金)17時56分配信)
 経団連榊原定征会長は16日、大学生の就職・採用活動の日程見直しについて来年の面接解禁を前倒しする考えを示した。首相官邸での会合後、記者団の取材に応じ、明らかにした。今年は8月に面接解禁を変更したが、「8月の解禁は遅すぎる」と語り、早急に見直し案を策定する考えを示した。

 就活日程見直しについては15日に、東京商工会議所が面接解禁を6月に前倒しすることを提言。榊原会長はこれについて、「ひとつのやり方だ」と前向きにとらえている。現在、経団連は会員企業などに就活関連でアンケートをとっているが、8月解禁は否定的な回答が多く、東商の提案した6月解禁を軸に見直す考えだ。新しい指針を11月にも公表する。

 今年の就活では経団連が指針を出し、学生に対する企業の広報活動を大学3年の12月から3月に、面接開始を大学4年の4月から8月に遅らせた。就活期間を短縮し、大学での勉強時間を確保することが狙いだった。

 しかし、外資やIT企業などでこの解禁を守らず、4月から面接を開始する企業が相次ぎ、結果的に就活期間が長期化するなどの問題が生じていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151016-00000543-san-bus_all&pos=3


榊原氏(1943年生)ほどではなくても、古い世代の私は記憶しているのですが、
ずっと以前、就職協定があった頃は、会社訪問の解禁日が10月1日でした。
念のため、大学最終学年(一般的には4年)の10月です。

その頃、私は「10月1日では遅すぎる」という文庫本なんぞを読んでいて、
そのタイトルを見ただけで、友人たちがウケてくれました。

作者のフレッド・ホイル天文学者にしてSF作家でもあるのですが、
そして就職問題には全く関係のない作品なのですが、
協定どおりの10月訪問では遅すぎて、それまでにヤミ訪問して内々定ぐらいを得ていた学生の存在を誰もが推察している。
そういう背景があったからこそ「10月1日では遅すぎる」を見て笑ってくれたのでした。

とはいえ、一般的には協定は有効で、有名企業でも尊重はしており、
私は10月1日に某マスメディアを訪問し、仲間内の中で唯一1次面接を突破し・・・2次面接で落ちました。
(あのとき、1次面接で私の話で笑ってくれた役付の方、お元気ですか?)

10月に会社訪問、それから選考、内定(内々定)というのは、たしかに慌ただしいかもしれません。
そのスケジュールでも、学業に全く影響はないともいえません。

でも、あの頃の多くの人事採用担当者は、それをやっていたのです。

榊原くん、今の企業はたるんどるんとちゃいますか?

安倍くん(いや、文部科学大臣でもええけど)、国立大の文系学部の見直しよりも、}就職活動のさらなる後ろ倒しの方が、必要なんとちゃいますか?