朝型勤務でないと残業が減らない?

朝型勤務「ゆう活」スタート=国家公務員22万人対象―政府

時事通信 7月1日(水)9時40分配信)

 国家公務員を対象に実施する夏の朝型勤務「ゆう活」が1日、スタートした。全国で約22万人の職員が8月末までの2カ月間、勤務時間を1~2時間前倒しする。今夏が初めての試みで、長時間労働を抑制し、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の実現を目指す。
 安倍晋三首相は1日朝、首相官邸で記者団の取材に応じ、「この『ゆう活』を日本の長時間労働の慣行を変えるきっかけにしたい。私も有効に活用したい」と語った。
 同日、東京・霞が関の中央官庁では多くの職員が早朝に出勤。通常よりも約2時間早い午前7時半に出勤したという内閣官房内閣人事局の土屋絢子係長は「少し眠い」と目をこすりつつ、「これまでの働き方を見直す良い機会。夕方以降の時間で英語の勉強をするつもり」と話した。
 政府は朝型勤務を奨励し、職員が家族や友人と過ごす時間を確保したい考え。国家公務員が率先して実行することで、国民運動として民間企業や地方公務員への浸透も図る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150701-00000041-jij-pol


こちらの記事でも子どもたちへの影響(生活リズムや早朝保育)などの問題点に触れましたが、
http://blogs.yahoo.co.jp/jukeizukoubou/34044789.html

それに加えて、
「朝型勤務にしないと長時間労働の抑制が困難」という考え方が国にあるとすれば、
それ自体が問題です。

朝型勤務だろうが通常勤務だろうが、法定の労働時間は同じはずで、
朝型ならできないが通常勤務なら残業できる(残業させられる)という考え方は不合理です。

せめて、地方公務員や民間にそんなバカなことは押しつけないでいただきたい。


もっとも、本省の国家公務員の多くが忙しいのは事実だろうと思います。

だから、「障害福祉サービス、障害児サービス、介護保険サービス、それぞれの地域区分が異なる」
ようなことをせずに、老健局と社援局とで統一したら、少しは楽になると思うのですが・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/jukeizukoubou/34052217.html