アジア諸国もインボイスやってるのに

軽減税率、面倒くさいとみんな言ってる…麻生氏

(読売新聞 10月14日(水)21時11分配信)
 麻生財務相は14日、札幌市内の会合で、飲食料品などの消費税率を低く抑える軽減税率について、「財務省は、本当は反対だ。面倒くさいとみんな言っている。社会保障に回る金がそれだけ減る」と述べた。

 軽減税率に欠かせないとされるインボイス(税額票)の導入には、中小・零細企業が反対していることから、「公明党さん、それ(企業の説得)はそっちでやってくれるんでしょうね。俺たちに押しつけないでくださいよ、としつこく言っている」とも語った。公明党は早くから軽減税率導入を求め、与党の議論をリードしてきた。

 安倍首相は、消費増税と同時に軽減税率を導入する方針だ。担当閣僚の麻生氏はこの政府方針に関与しておらず、「発言は首相官邸主導への不満の表れ」(政府筋)との見方がある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151014-00050144-yom-pol


軽減税率実現に疑念=民主代表

時事通信 10月14日(水)19時2分配信)
 民主党岡田克也代表は14日、消費税率10%への引き上げに伴う負担軽減策として政府・与党が検討している軽減税率について、「インボイス(税額票)を導入しないといろいろな問題が出てくるが、中小企業に大きな手間がかかる。根本問題をどう解決しようとしているのか一向に答えが見えてこない。本当にできるか」と述べ、疑念を呈した。
 神戸市内で記者団の質問に答えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151014-00000121-jij-pol&pos=2


まず、民主党については、軽減税率ではなく「給付付き税額控除」の導入を主張しているはずなので、岡田氏のような発言が出てもおかしくはないのでしょうが、インボイスを使用しない現行制度では、益税という名の無駄(消費者が負担した消費税相当額が一部の事業者の手元に残る)や、不正を行っている事業者は減少しません。
その状態で「低所得者」に給付を行ったとしても、その「低所得者」の中に実は所得隠ししている人間が少なからず含まれる、という状況は改善できません。

アホウ大臣・・・ではなくアソウ大臣については、財務省の代弁(*)はしても、国民一般の代弁はしない人らしいので・・・ひょっとしたら、インボイスになって不正が明らかになると困る事業者の代弁をしている政治家もあるかもしれませんが、アソウ氏がそうだという証拠も私はつかんでいないので、ここでは触れません。

(*でも、財務省の中にも、インボイスを導入して、消費税の透明化を高め、結果として税収増につなげるべき、という考え方の職員はいるのだろうと私は推測しています。)


で、この記事で言いたいのは、消費税系統の先進地である欧州諸国だけでなく、アジア諸国でも同様の税にインボイスを導入している国が多数ある、ということです。



本当はもっとあるのですが、ともかく、
これらの国々の中小企業・零細事業者よりも日本の同規模の事業者は能力がなく、
これらの国々の財政担当官庁よりも日本の財務省は能力・意欲とも劣り、
これらの国々の財政担当閣僚よりも日本の財務大臣は能力・見識ともはるかに劣る。

そういう理解でよろしいか、アソウさん。