読売新聞に限らず、各紙の社説等の論調と、私の考え方とは、一致する場合、一致しない場合があります。
少し前になりますが、.9月16日の読売新聞「公平・透明な税制目指せ」(経済部次長・小野田徹史氏)という文章は、まさに私が書きそうな内容でした。
ネット上では検索できなかったので、一部をここに紹介します。
「インボイス慎重論の本音は、事務の負担増ではなく、税額の表記を通じて個別取引が透明になり、所得が完全に把握されることへの警戒ではないか。そうした思惑に公平な税制を構築すべき政策担当者がくみするなら、それは本末転倒だ。」
「インボイスを必要としない消費税は世界で異例の税制だ。」
「与党は事業者に偏重した配慮を排し、公平で透明性が高い税制を将来に引き継がねばならない。」
インボイスだけで事業者の不正がすべて排除されるわけではありません。
ですが、(ほぼ)ガラス張りの給与所得者の水準に、一歩でも近づくはずです。
もちろん、すべての事業者が不正を行っているなどというつもりはありません。
・(ほぼ)ガラス張りの給与所得者、(まあまあ)まともな申告をしている事業者など、国民の多く
・悪質な事業者
の、どちらのための税制とするか、という問題です。