常磐線と石巻線の一部運転再開

常磐線浜吉田-亘理と石巻線渡波-浦宿 2年ぶり運転再開

 東日本大震災で被災したJR常磐線浜吉田-亘理間(5.0キロ)と石巻線渡波-浦宿間(6.5キロ)で16日、約2年ぶりに運転が再開された。ともにルートは震災前と変わらない。JR東日本は復旧区間の拡大に伴い、両線の運行本数を増やし、震災前の輸送力に近づけた。残るJR在来線の不通区間は6路線の計245.7キロとなった。

 常磐線は今回の運転再開で浜吉田-仙台間がつながった。宮城県亘理町浜吉田駅には、早朝から再開を待ちわびた町民が集まり、午前5時42分発の仙台行き下り一番列車には、沿線住民や地元町議ら約15人が乗った。
 駅に一番乗りした近くの無職鈴木ひろ子さん(64)は「再開をずっと待っていたので、どうしても一番列車に乗りたかった。代行バスと比べ仙台までの移動時間がだいぶ短くなる」と喜んだ。
 JRは同日から午前9時台の下りを1本増やし、浜吉田-仙台間で1日に下り26本、上り23本を走らせる。相馬-亘理間の代行バスの運行は継続し、浜吉田駅バス停留所を国道6号沿いに移した。
 石巻線は再開区間が小牛田-浦宿間に広がった。同日から上下各2本増やし、震災前と同じ上下11本ずつを運転する。渡波-女川間を走っていた代行バスは浦宿-女川間に短縮された。
 両線の残る運休区間のうち、常磐線相馬-浜吉田間(22.6キロ)は2017年春に再開させる。石巻線浦宿-女川間(2.5キロ)は復旧時期が未定で、宮城県女川町は14年度末の再開を求めている。
(2013年03月16日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130316t15034.htm
 


 
鉄道関係者は努力されていると思うのですが、まだまだ不通区間が残っています。
「復旧時期が未定」とか、2017年春・・・ということは、あと2年ですか。
さらに・・・浜通りを全通するのは、鉄道にしても道路にしても、いつになるのか。
 
JR以外に、第三セクター区間も被害が大きかったですし。
 
仙台に直行して、常磐線で相馬まで南下、というのも、いろいろ魅力的なコースなのですが、
当面は、行くとしても途中からバスだなあ。