サンダーバードありがとう

G・アンダーソン氏死去 「サンダーバード」生みの親
[ 2012年12月27日 09:20 スポニチ ]

 1965年に初めてテレビで放映され、世界的な人気を博したSF人形劇「サンダーバード」シリーズの生みの親で英国のテレビプロデューサー、ジェリー・アンダーソン氏が26日、英国内の老人ホームで死去した。83歳だった。BBC放送などが伝えた。アルツハイマー病にかかっていた。

 29年ロンドン生まれ。40年代から映画製作に関わり、精巧なセットと操り人形でSFの世界を表現する独自の手法を確立した。

 当時の妻シルビアさんと共に制作した「サンダーバード」シリーズは近未来の国際救助隊が主人公。2004年にも映画化されるなど、近年も人気を集めている。

 サンダーバードの日本公式サイトによると、日本国内では66年4月に初めてNHKで放映された。(共同)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2012/12/27/kiji/K20121227004859990.html?feature=related
 
 
シネマトゥデイ(12月27日18時2分配信)にも出ています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121227-00000025-flix-movi

上のリンクより、息子さんの話その他の情報。
・2年前に混合型認知症と診断され、ここ半年で病状は著しく悪化していた。
・息子さんとともに、認知症と闘っている人々をサポートする団体の支援者として活動していた。
・その団体の彼の追悼ページには、彼の写真を抱えたパーカー(注)の写真が掲載されている。
 

では、サンダーバードの登場人物について思い出す限りを。

○ジェフ・トレーシー(父)
 元宇宙飛行士。大富豪。(たぶん)南海の孤島に別荘を装った秘密基地を設置。
 息子たちからなる国際救助隊を指揮する。

○スコット(長男)
 サンダーバード1号(高速偵察機)担当。
 事故現場などに急行し、情報収集、現地指揮にあたる。

バージル(日本放映時の設定は次男。後、三男という設定も)
 2号(コンテナ式の輸送機)担当。
 コンテナには様々な種類があり、その中に収容されているメカも操縦する。

○ジョン(放映時設定は三男。後、次男という設定も)
 5号(宇宙ステーション)担当。
 地球各地からの救助信号を受け、本部につなぐ。

○ゴードン(四男)
 4号(水中作業艇)担当。
 通常は2号のコンテナの一つに収納され、2号で運搬される。
 2号修理時に基地から自力発進したこともある。

○アラン(五男)
 3号(宇宙ロケット)担当。
 ジョンと入れ替わって5号を担当する期間もある。
 (ジョンが3か月、アランが1か月)

なお、幼い私は、メカの番号順に、アランが三男、ジョンが五男だと思い込んでおりました。

○ブレインズ
 天才科学者。国際救助隊のスーパーメカは彼の設計。

○ミンミン(これは日本放映時の名で、本来は「ティンティン」とか)
 ブレインズの助手などを務めることも。

○ペネロープ
 英国貴族で、国際救助隊イギリス支部として活動。
 彼女の声優が黒柳徹子さんだったことは憶えている。

○パーカー
 ペネロープの使用人(執事?)として、ロールスロイスの改造車を運転。
 上の(注)の人物。

その他、悪漢フッドとか、その兄弟のキラノとかもいたようですが、よく憶えていません。

ジェットモグラなどのメカ(これも2号のコンテナに収納)、サンダーバード各号の発進シーンなど、後の特撮やアニメなどに大きな影響を与えたシリーズだったと思います。

「終わり良ければすべて良し」などと言いますが、
人生の終末が認知症で施設での生活だったとしても、アンダーソン氏の生涯は充実した、幸福という名に値するものだったのではないでしょうか。

サンダーバードを観た世界中の子どもたちのひとりとして、「ありがとう」を言わせてください。
 
オープニングとエンディングはこちら。